若い力「宮城の水産盛り上げたい」:30代漁師、震災で転身 「魅力ある仕事を後世に残したい」
久米徹平氏(左)と豊嶋純氏
石巻市荻浜(おぎのはま)で漁業に従事する豊嶋純氏(34)と久米徹平氏(36)は、震災がきっかけでそれぞれ塾講師と金融業から漁師に転じた。先輩である地元漁師の指導のもと、自分たちの後世に仕事の魅力を伝えていきたいと意欲的だ。 「漁師は独立した責任ある仕事。自然を相手にするので1日として昨日と同じ日がない」と豊嶋氏は仕事の魅力を語った。もともと漁師が家業であった豊嶋氏は津波を経験、避難所での共同生活もした。船を流されるなど生活の糧を失った漁師たちが下を