アメリカ産チーズ「惣菜・デリ」コンテスト 7社を表彰

 USAチーズギルド・アメリカ乳製品輸出協会(USDEC)が主催した「アメリカ産チーズ『惣菜・デリ』新商品開発コンテスト」(アメリカ大使館農産物貿易事務所(ATO)・日本惣菜協会後援、日本食糧新聞社協力)の表彰式が11月29日、東京都中央区の日本食糧新聞社食情報館で開催された=写真。グランプリ、各部門金賞、審査員特別賞を受賞した7社を表彰し、初の惣菜・デリカを対象にしたコンテストの栄誉をたたえた。和洋のジャンルを問わず開発された多彩なメニューに対し、小平昭雄審査員長(惣菜サミット会長)は、「第2回、第3回と回数を重ね、業界への浸透を進めてもらいたい」と総評。コメ文化が中心である日本における米国産チーズのさらなる発展の橋頭保(ほ)としての期待が高まる機会となった。

 今回のコンテストは、米国産チーズを使った弁当や惣菜、調理パンなどの商品アイデアを広く募集。「クリエイション(創作)部門」43品、「ミール(食事)部門」12品、「ベーカリー(惣菜パン)部門」11品の応募があり、書類選考を経た最終審査会を経て、各賞受賞商品を選出した。

 主催者で審査委員も務めた福田久雄USDECディレクターは「今回のコンテストは米国産チーズが広がる第一歩であり、認知を高める“フェーズ1”の段階、今後は“フェーズ2”(商品開発)、“フェーズ3”(プロモーション)へ進める、将来への手応えも感じられた」とコンテストを振り返り、今後のさらなる惣菜市場への浸透に期待を示した。(小澤弘教)

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