雑賀技術研究所、紫外線照射によるミカンの腐敗抑制技術開発

総合 ニュース 2020.11.18 12148号 05面
ミカンの腐敗抑制装

ミカンの腐敗抑制装

 雑賀技術研究所は、ミカンに紫外線を照射し、強いストレスを与えることで、果実が本来持つ自己防衛機能を活性化。果皮にカビの感染を防ぐ抗菌物質「スコパロン」を生成し、腐敗を抑制する技術を実用化した。果実をベルトコンベヤーで搬送しながら紫外線を照射する「かんきつ腐敗抑制装置」だ。すでに、地元和歌山県湯浅町のミカン生鮮者に導入され、腐敗に強いみかんの販売が本格スタートする。
 一般的にミカンは、長時間の輸送や貯蔵中に生産量の約1割が腐敗するといわれ、流通だけで

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