「第2回NEXT TABLE未来の食卓展」開催 前年比40%増来場 “新時代の食”集結
日本食糧新聞社主催のBtoC展示会「第2回NEXT TABLE~未来(これから)の食卓展」が、東京ビッグサイト東5ホール内「第16回ホビークッキングフェア2023」(同時開催=第47回2023日本ホビーショー)で4月27~29日、開催された。プラントベースや代替食品、グルテンフリー、アレルギー対応、災害・備蓄食品、ビーガン、ハラールなど新時代の食生活をテーマにした体験型イベントと位置付ける同展は、出展メーカー・団体が販売や試食、サンプリングを通じて、消費者に直接PR。来場者は、購買力の高い30~60代のアクティブ主婦層が中心で、コロナの行動制限緩和もあって、前年比40%増の7万5576人が来場し、にぎわった。
壁面に少女漫画調のイラストをあしらって、ひときわ目立ったヤマトライス(大和産業)のブースでは、人気上昇中の玄米で、特許製法「白米と同じように炊けるやわらかい玄米北海道産ゆめぴりか」をPR。このほど発売したパックご飯の試食を行ったほか、おしゃれな食べ方やメニューを紹介した。
多くの人でにぎわったケンコーマヨネーズのブースでは、食品ロス削減につながる長期保存可能な缶詰「CANDISH」と、植物性原料中心の「Happy with VEGE」シリーズとして、チルド商品「大豆で作ったカスタードフィリング」の試食に加えて、今後発売予定の冷凍惣菜「花がんもの炊き合わせ」では、和食をプラントベースの原点ととらえ同意を得た。
ロート製薬は「薬に頼らない製薬会社」を目指す中で「食」に着目し、オーガニック豆の具だくさんレトルトスープ「ダルーラ」シリーズの、ホクホク食感やスパイシーな味わいが好評。日本ハムは代替ミートシリーズから「ナチュミートフィッシュ」と食物アレルギー対応「みんなの食卓」シリーズから「ふっくら米粉パン」の試食を行った。
さらに、関西を拠点にマルシェや米粉イベントなどの活動を行うノコノコ(ソラニワ)のブースで、生産者が有機米を使った米粉とその加工品、有機野菜などを販売し、好評を得た。(佐藤路登世)