22年上期食品市場、内食軸に健康・節約志向 コロナ継続・値上げなど背景に
RTDは家飲み需要の増加も背景に拡大へ拍車。経済性と高付加価値の両立がさらなる成長の鍵を握る
PBFは市場認知度の向上に伴い、SM店頭では精肉売場での展開も拡大している
2022年上期の食品業界はコロナ共存の継続や値上げ拡大といった逆風を受ける中、内食を軸に健康・節約へのニーズが一段と強まりそうだ。本紙が独自選定した食品・酒類など105カテゴリーのうち、前年比7~3%増以上の伸長が見込めそうな19業種から浮かび上がるキーワードは「健康」「時短・簡便」「手作り」「価格」「生活防衛」「サステナビリティ」など。2年ぶりの食品一斉値上げが消費に影響を及ぼす懸念は強いが、これらの要素を満たすカテゴリーは成長と健闘を示しそうだ。=関連記事「22年上期の業