能登半島地震 食品業界復旧急ぐ 供給は道路状況次第

総合 ニュース 2024.01.08 12699号 01面
緊急物資の受け入れ先にはパンや水などが届き、自衛隊のトラックなどに詰め替え被災地に届けられた(写真は4日、金沢市・石川県産業展示館)

緊急物資の受け入れ先にはパンや水などが届き、自衛隊のトラックなどに詰め替え被災地に届けられた(写真は4日、金沢市・石川県産業展示館)

断水と今後の不安からスーパーやCVSの水商品が枯渇。物資配給も水支給に住民が殺到した(5日、七尾市役所前で)

断水と今後の不安からスーパーやCVSの水商品が枯渇。物資配給も水支給に住民が殺到した(5日、七尾市役所前で)

能登半島地震後の北陸3県主要スーパーの営業再開状況(1月4日正午現在)

能登半島地震後の北陸3県主要スーパーの営業再開状況(1月4日正午現在)

 1日、石川県能登地方を震源に発生した最大震度7の地震は、食品業界にも大きな被害をもたらした。大手卸各社の話では5日現在、北陸3県・新潟県のSMやCVSは大半が通常営業に戻りつつあるが、被害の大きい能登半島地域では復旧のめどが立たない企業もあるという。全国卸の物流拠点への被災影響は軽微だったものの、現状では道路の寸断に配送対応を大きく左右されていることから、「供給は道路状況次第」(大手卸)との声も聞かれる。メーカーも酒類や水産はじめ、多くのエリア企業が生産拠点にダメージを被っ

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