健幸プラス、「食塩0レトルトカレー」発売 独自開発の調味料添加

開発には、独自の食塩0調味料が決め手となった

開発には、独自の食塩0調味料が決め手となった

【関西】京都市伏見区で病院食や弁当配食サービス、訪問介護リハビリサービスを行う健幸プラスは、塩も脂を一切使用しない管理栄養士監修の「食塩0レトルトカレー」を11月から発売する。果物や野菜、スパイスをふんだんに用いるとともに、さらに独自開発の“食塩0調味料”でコクとうまみを添加した。

同社は、がん患者の食事療法として食塩不使用メニューを提供し、患者からの「カレーが食べたい」の声をきっかけに同品が生まれた。動物性脂肪と化学調味料不使用ながら、昆布などを原料に独自開発した“食塩0調味料”でコクとうまみを添加し、さらに素材となる野菜の風味を引き出すことに成功。塩分不使用ながら、しっかりとした味わいで満足感が得られる。

同品に含まれるナトリウムは、野菜などの素材が持つ食塩相当量1g未満のみ。食制限のある人にはそのまま、制限のない人には同品をベースに加塩した具材を加えてもおいしい。カレーうどんやチャーハンなどにアレンジも楽しめる。

病院食がきっかけになった商品だが、食塩を多く取りがちな食生活を送る人に、デトックス食としても訴求できる。さまざまな食の制限に対して広く対応できる“食のバリアフリー”を目指して開発し、生活習慣病の療養食・予防食にもおすすめ。

現在は1食分180g商品のみだが、今後は業務用の展開も予定している。さらに「食塩0レトルト」シリーズとしてシリーズ化すべく新たな開発もしている。(篠原里枝)

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