コショウ相場急上昇 世界的に供給不足 国内メーカー、対応苦慮
コショウの相場が昨年9月以降、急上昇している。これは第2の産地であるインドネシア産の生産量が減少したことと、最大産地のベトナムが端境期に入ったことが原因と思われる。国内市場を見るとこれまでもコショウは高止まりの状況が続き、メーカーのコスト増要因となってきた。さらに円安による為替の負担もあり、各メーカーは価格改定を進めていた。この状況に昨年秋からの相場上昇が加わったことで、国内のコショウをめぐる環境は厳しい状況となっている。(高木義徳)