百歳の食(52)東京都・宮本信太郎さん 長寿は夫婦の信頼あってこそ

連載 総合 2011.06.17 10500号 11面
お嫁さんが作った昼食のオムライスを食する

お嫁さんが作った昼食のオムライスを食する

 東京都世田谷区で二男家族と同居する宮本信太郎さん(99歳)は、「長生きできたのは、亡き妻が私のために料理の研究に努めてくれたから」と妻への感謝の気持ちを素直に語る。  信太郎さんは、茨城県石岡市の出身。「1926年(大正15年)に東京の高等小学校を出たあと、医者の書生をしながら東京商業高等学校の夜学部に通っていました。卒業後、どこに勤めたらいいのか考えがまとまらず、新聞広告の求人欄を見て応募したら、中央公論社(現・中央公論新社)の入社試験に合格したの

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