第24回日食優秀食品機械・資材・素材賞 2部門8製品決まる

選考会に臨む選考委員と関係者

選考会に臨む選考委員と関係者

 日本食糧新聞社が制定する「第24回日食優秀食品機械・資材・素材賞」の選考委員会が7月21日に行われ、今年は機械部門5、素材部門3の計8製品が選ばれた。選考会には石谷孝佑委員長(日本食品包装協会理事長)を含む計10人の委員が出席し、各部門の候補製品を厳正に審査した。表彰式は9月16日に東京・新橋の第一ホテル東京で「第25回業務用加工食品ヒット賞/外食産業貢献賞」「第9回地域食品産業貢献賞」と合同で開催される。(涌井実)

 ●9月16日授賞式開催

 機械・資材・素材賞は1998年に日本食糧新聞の創刊55周年を記念して、優秀な食品機械やロボット、包装容器・資材、各種素材などを表彰する目的で創設された。「機械」「資材」「素材」の3部門において、技術革新で食品産業の発展を支えた製品を対象とする。

 表彰式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「業務用加工食品ヒット賞/外食産業貢献賞」は午後1時30分から、「機械・資材・素材賞」と「地域食品産業貢献賞」は午後3時から入れ替え制で行う。

 「日食優秀食品機械・資材・素材賞」の概要は次の通り。

 ▽対象製品=食品関連の機械・ロボット・機器やそのソフト、包装容器などの資材・副資材、食品添加物や香料、原料、機能性素材など、食品の品質向上・価値創造に役立ち、業界の発展をサポートするすべての製品

 ▽選考方法=各業界・関連団体の代表、学識経験者で構成する選考委員会を設け、対象製品に関する資料を作成。委員による協議の上、受賞製品を決定する

 ▽選考基準=(1)食品業界で新製品の創出に役立ち、コスト低減や製造効率化に寄与した製品。生産性向上、業界活性化に貢献している製品(2)新規性の高い商品の創出に役立っている製品(3)市場の各分野でリーダー的な商品を生み出し、業界に新しい発展をもたらした製品

 ◆選考委員(敬称略)

 ▽委員長=石谷孝佑・日本食品包装協会理事長

 ▽副委員長=水口眞一・水口技術士事務所所長

 ▽委員=安部俊朗・明治取締役副社長、荒川隆・食品産業センター理事長、小高聡・日清製粉グループ本社取締役常務執行役員技術本部長、河原崎靖・日清オイリオグループ取締役専務執行役員、北倉芳久・キッコーマン食品常務執行役員商品開発本部長兼酒類調味料開発部長、脊黒勝也・日本食品添加物協会専務理事、本多政彦・ニチレイフーズ生産統括部生産戦略部長兼技術戦略部長、杉田尚・日本食糧新聞社社長

 ◆受賞商品

 〈機械部門〉

 ・PLANTAXIS(プランタクシス)/味の素エンジニアリング

 ・印字検査用画像センサ GVS-OCRシリーズ/オプテックス・エフエー

 ・CO2冷凍機内蔵型アイスクリームフリーザー/シーピーエンジニアリング

 ・卓上型米粉粉砕機「フェアリーパウダーミル」/西村機械製作所

 ・「オイシールド」食の安全と美味しさを衛る食品工場ブランド/ヤマウラ

 〈素材部門〉

 ・サンアクティブシリーズ(QCD・HCD・NCD)/太陽化学

 ・トリプルブースター/長岡香料

 ・日清MCTオイル お粥にプラス/日清オイリオグループ

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