カレー新提案 エスビー食品、パンブーム広げるカレーフィリング
カレー香辛料の専門メーカー、エスビー食品(株)(東京都板橋区、03・5970・6551)は、製パン用のカレーフィリング市場に参入、四商品を新発売した。
カレーパンは、カレー食品のなかでも人気は高く、ロングセラー商品。その分野に昨年ちょっとした異変が起きた。あるCVSがカレーパンを「カリカリマン」として新発売したところ、品切れ続出の大ヒットになったもの。
このため、具材のカレーを納入した都内の老舗メーカーも音を上げ、大手カレーメーカーに同様のものが作れないかと、カレーフィリングの駆け込み発注があったほど。
“されど、カレー”である。大衆化しているからこそ価格と質のハードルが非常に高いのが、カレー商品である。
こうした背景の中で新発売となった、いわば待望の新商品は、新たなパンメニューの提案としてメニューのバラエティー化を促進する逸材である。カレーフィリングで課題とされていた、ペースト状の違和感のある食感を徹底的に改善し、高級感あるフィリングに仕上がっている。
四品の特徴は次の通り。
▽カレーフィリングST=肉と野菜のうまみを強調した、オーソドックスな本格派の味付け。カレーライスをイメージしたカレー感、ジューシー感にこだわっている。
▽カレーフィリングインド風=製パン用の定番はインド風だが、ただ辛みだけでなく、インド独特のスパイスの使い方で、豊かな香りとスパイシー感を出した本格的なインド風カレーフィリング。
▽カレーフィリングベース=好みの具材を自由に使い、オリジナルのカレーパンができるように具材を抜いた本格的なフィリングベース。
▽カレースプレッド=ピザソースやサンドイッチ用のトッピング材として、塗ったり、載せたり、焼く前後にと、オールラウンドに使える。今までにないタイプの製品。