うまいぞ!地の野菜(32)長崎県使ってみたい!とっておき野菜

2001.05.07 227号 14面

◆アイノアカ(バレイショ)

(1)JA島原雲仙愛野支店(2)長崎県南高来郡愛野町甲三九九七‐一(3)0957・36・0091(4)0957・36・1609(5)組合長・鶴崎高幸(6)アイノアカ(7)表皮はなめらかで光沢があり、肉色は白、花も白。デンプン価が高くて、煮崩れしにくい暖地の品種「デジマ」と、アメリカの赤皮品種で肉色は白、花は紫色の「ノーランド」との交配から選抜して、平成6年に製品化された品種。芋の目が浅く、赤色の皮、肉は淡黄色で柔らかい。生産者六人で六〇aを栽培。春作は5月中旬、秋作は12月上・中旬が収穫期(8)ハウステンボス、東武百貨店(9)ジャガ芋は、ビタミンCや鉄分、ミネラルなどを多く含む野菜です。煮くずれしにくいので肉じゃが、シチューなど煮込み料理にピッタリです。

◆春ゴボウ(素肌美人)

(1)JA島原市ゴボウ研究会(2)長崎県島原市大手町甲二一三〇(3)0957・42・3121(4)0957・64・3146(5)会長・田中孝(6)春ゴボウ(7)地球にやさしい「環境保全型農業」を目指し、緑肥作物および有機質肥料による栽培の一環として平成9年から春ゴボウ栽培に取り組む。ハウス・トンネル栽培により超早出しをキャッチに「素肌美人ゴボウ」のブランド名で産地化する。9月に播種し1月から4月までが収穫期間。生産者四人、栽培面積六haで一〇〇tを出荷(8)関東・京阪神・中国・九州市場出荷。宅配可(9)環境保全型栽培による安全・安心な野菜です。春の息吹を感じさせる超早出しの「素肌美人ゴボウ」は、体にやさしい食物繊維がたっぷりのゴボウ。サラダ感覚で楽しんでください。

◆名水栽培ニラ

(1)JA北高有機ニラ研究会(2)長崎県北高来郡高来町三部壱名二八四‐一(3)0957・32・3333(4)0957・32・3334(5)森好春(6)ニラ(7)森さんのほかメンバー九人が、平成6年から旧環境庁の名水百選に指定されている轟峡の水を利用しニラ栽培に着手。ビタミン、カルシウムなどを豊富に含む名水は、タンクローリーで圃場のタンクに運び、貯めた水を利用して栽培する。健康な野菜には汚染されない水と有機堆肥が不可欠として、八ヵ月寝かせたもみ殻を使う。今後は、河川敷に自生する茅の利用も考えている。年出荷が可能。生産者は四戸で一四〇aを栽培。周年出荷(8)関西、中部が主流、東京では一部の量販店に出荷。宅配は考慮中(9)自慢の名水を使って栽培したこだわりのニラをご賞味ください。

◆黒田五寸にんじん

(1)長崎県央農業協同組合中部営農センター(2)長崎県大村市杭出津一‐八六三‐一(3)0957・53・6161(4)0957・52・4143(5)にんじん部会長・原口忠則(6)黒田五寸にんじん(7)大正時代に長崎県大村市に住む黒田正さんの畑で、丸山にんじんと長崎五寸にんじんを自然交配させてできた品種。昭和22年ころから本格栽培。8月5日~20日ころ播種し、収穫は11月上旬~1月中旬。栽培農家は一二〇戸で栽培面積二〇ha(8)県内をはじめ神戸、京都、福山の市場。宅配可(送料は負担)(9)βカロチンを豊富に含み、芯まで赤く柔らかい肉質とジューシーな甘みは、生で食べるのがいちばんです。ニンジン臭さがないのでジュースにしてもおいしく飲めます。また煮物にしても色鮮やかに仕上がります。

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