新商品紹介 まりおねっと、大吟醸の酒粕利用ジェラート「春の華雪」発売
(株)まりをねっと(本社=山梨県、0552・85・6699、中西富士人社長)は、山梨県の特産である四季折々の果物や野菜を素材に、ナチュラルジェラート「サンドロップ」を商品化し、昨年9月から販売を進めているが、この2月から新たに大吟醸の酒粕を利用したジェラート「春の華雪(はなゆき)」を戦列に加え、割烹、小料理、会席料理店などに向けて、高級デザート商品として販路を開拓していく。
同社のジェラートは素材そのものが持つ甘み、酸味、香りを尊重して、乳脂肪分を低く抑えているのに加え、空気含有量を少なくして密度を濃くし、コクのある風味に特色がある。
また、自然でヘルシー志向を訴求していくことから、人工糊料や保存・着色料などの添加物は一切使っていない。
加工に必要な水も南アルプスの清冽な伏流水を使っており、ミネラル分も豊富だ。既存商品と差別化する意味で、徹底した手づくり志向とナチュラルを売り物にしているのだ。
現在商品化している商品は、旬の素材の季節商品二五品目、通年商品三七品目をラインアップしている。
山梨県下で生産するほとんどの野菜、果物が商品化可能ということだが、オリジナルのレシピーは四〇〇アイテムにのぼる。現在はその一部を商品化しているということだ。
価格(希望小売価格)はBAT(三・五リットル)八五〇〇円、CUP(一リットル)二六〇〇円。
この2月から売り出す新商品大吟醸ジェラート「春の華雪」は、創業二〇〇年の歴史を誇る地元の銘酒「春鴬囀(しゅんおうてん)」(製造元萬屋醸造店)の酒粕を利用したもので、まりをねっとが研究開発してきたオリジナル商品だ。
酒米「山田錦」一〇〇%を四〇%までに精米した大吟醸の酒粕なので、日本酒特有のデリケートな香りと涼感があり、とくに繊細さを売り物とする日本料理店などでのデザートにはうってつけの商品だという。
「上品な香りで高級感もありますから、とくに女性の嗜好に合った商品ではないかと思います。割烹料理や会席料理店などのデザート商品として、ぜひお試しいただきたいと思います」(まりをねっと取締役営業企画部長中西光茂氏)
卸売価格はCUP二五〇ミリリットル×一二入六七二〇円、BUT三・五リットル×二入一万四〇〇〇円。