業務用加工食品ヒット賞 給食・惣菜部門:新田ゼラチン「コラーゲンプロ」

2017.09.04 463号 11面
「コラーゲンプロ」

「コラーゲンプロ」

 ●風味・食感変えず栄養素摂取

 新田ゼラチンの販売する「コラーゲンプロ」はコラーゲンを加水分解したコラーゲンペプチドだ。顆粒(かりゅう)粉末タイプで、通常の食事や飲み物に簡単に溶け、料理の品数を増やすことなく利用できる。温冷関係なく食事や飲み物に溶かすことができ、どんな料理に添加しても、風味や食感は変わることがない。高齢者や寝たきりの要介護者は、エネルギー消費が少なく、食が細いため、食事も量を食べられない。効率良くたんぱく質を栄養素として採るには、食事量を増やさなくても、粉末の「コラーゲンプロ」なら1日5~10g加えるだけで、安定してたんぱく質が摂取できる。

 「ソフト食」といわれる軟らかい食事は水分の含有率が高く、たんぱく質の含有量が薄まってしまうので、栄養が効率良く摂取できない。「コラーゲンプロ」をおかゆや味噌汁などの食事に直接加え、溶かして使うことで摂取した方の栄養状態を改善できる。

 しかも、「コラーゲンプロ」は単位たんぱく質当たりのアルギニンを多く含んでおり、リンやカリウムは逆に含有量が少ないので、高齢者にも適している。

 褥瘡(じょくそう=床ずれ)の改善や関節痛にもたんぱく補助食品である同品が効果を示した症例が多い。従来「褥瘡予防・管理ガイドライン」では、栄養補給の栄養素として亜鉛、アルギニン、アスコルビン酸のみだったが、第4版への改訂に伴って、L-カルノシン、n-3系脂肪酸に加え、コラーゲン加水分解物も追加され褥瘡改善のために効果のある栄養素として認定された。

 同社の論文によると、コラーゲンペプチドを褥瘡発生後の栄養補給に利用することで、褥瘡の回復を助ける働きがあることも証明されている。同社によって、コラーゲンを経口摂取することで、褥瘡が改善することが分かり、複数の病院間で、医師、看護師、介護士間で、口コミで広がり、病院給食など介護の現場で順調に採用が伸びている。

 宇都宮大学のマウスの実験では、褥瘡モデルマウスに通常食と「コラーゲンプロ」添加食を10日間与えたところ、乳たんぱくと比較して、「コラーゲンプロ」群で大きな改善も見られた。

 規格=300g

 ◆食が細い高齢者への負担軽減

 栄養補給のもう一品不要

 「コラーゲンプロ」なら通常メニューのまま、簡単に栄養補給ができ、コストも大きくアップしない。おかゆに入れるのがお薦め!

 ◆低栄養時のたんぱく補給

 料理の見た目、風味、量を変えずに、必要量のたんぱく補給ができる。

 ◆褥瘡(床ずれ)の改善

 骨や関節の痛み、褥瘡(床ずれ)の改善に役立つ。(一社)日本褥瘡学会編集の「褥瘡予防・管理ガイドライン(第4版)」では、コラーゲン加水分解物が栄養補給の栄養素の一つに追加掲載された。

 ◆アルギニン含有量が多く、リン、カリウムが少ない

 腎臓の働きが低下すると、リン、カリウムを制限する必要が出てくる。「コラーゲンプロ」なら、リン、カリウムを気にせずたんぱく質だけを補給できる。また、床ずれ改善に役立つアルギニン量が豊富。

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