激アツ新業態CHECK!:焼き肉ならぬ焼きハンバーグ ほぼ生をしっかり焼く!
半生状態のハンバーグをステンレス箸で切り分け、ジュージューと焼き上げるのが楽しい。ソースは、わさび醤油、ガーリック、ポン酢、オニオン、塩ダレ、ピリ辛の6種類から選ぶ
卓上のグリルコンロでお客自らがハンバーグを焼いて食べるという、焼肉ならぬ“焼きハンバーグ”業態の店、「手焼きハンバーグ専門店 やきはん家」が横浜に誕生した。表面だけが焼き固められ、中は真っ赤な状態で運ばれてくる“半生ハンバーグ”をひと口大に切り、卓上のコンロでジュージュー焼いてそのまま口に運ぶという、新しいスタイルのハンバーグ料理店だ。
●お客自らが手焼きするこのワクワク感!
「手焼きハンバーグ専門店 やきはん家」を運営するButcherの代表取締役、岩崎賢氏は、別店舗のレストランでハンバーグを調理する際、「厨房に広がるおいしそうな香りがもったいない」と、いつも感じていた。そんなことから、「ハンバーグは、焼く香りもおいしさの一つ」として、お客自らが焼く“焼きハンバーグ”を思いついたという。
テーブルに運ばれるハンバーグは、表面が焼き固められているが内部は真っ赤な半生状態。これを卓上のコンロで焼くスタイルだが、ひき肉のレアというのは大丈夫なのか、と少々心配になるところだろう。しかし、同店のハンバーグは新鮮な牛肉を毎日店内で粗くひき、つなぎは一切使用せずに成形しているというから安心。言うなれば、細切れ牛肉を丸めたジューシーな肉塊、との表現がしっくりきそうなハンバーグなのである。この新鮮な“肉塊ハンバーグ”をひと口大に切り分け、卓上のコンロで広げてしっかり焼き、熱々のままソースに付けて口に入れる。通常のハンバーグは皿の上で肉を切り分けるため、肉汁がどうしても落ちてしまうが、このスタイルなら肉汁のうま味も余すことなく味わえる。最後のひと口まで、ジュージューと焼きたての熱々というのも魅力だ。
また、通常のハンバーグはある程度の大きさがあるゆえ、味が絡みやすいよう、粘度のある濃いソースを使うのが一般的だが、同店のハンバーグはひと口サイズで焼いて食べるため、どんなタイプのソースでも味がよくのる。サラッとしたソースで、肉本来のおいしさをしっかりと味わうことができるのだ。「お薦めはわさび醤油。肉の力強いうま味そのものを、ぜひ味わっていただきたい」と、岩崎氏は語る。
●「やきはん家」愛用食材
ワダカン「八甲田伏流水本醸造しょうゆ」
塩味バランスが良くリーズナブル
自家製タレに使用するなど、さまざまに活用。「大手メーカーの醤油は色も味も濃いものが多いが、同品は塩味とのバランスが良い。リーズナブルで使いやすい」と岩崎氏は推奨する。
規格=1.8L
●店舗情報
「手焼きハンバーグ専門店 やきはん家」
経営=Butcher/所在地=横浜市中区常盤町3-34-5 フラミンゴビル1階/坪数・席数=約25坪・32席/営業時間=11時~15時、17時~22時(土日祝11時~22時)。無休/平均客単価=約1,500円