業務用加工食品ヒット賞 中華部門:エバラ食品工業「サッと粥」
◆さらさらふわふわの新食感 新しい「スープ粥」を提案
2019年2月に発売された「サッと粥」は、たれやスープのリーディングカンパニー、エバラ食品工業にとっては新しいタイプの製品で、業界内でも新鮮な驚きをもって受け入れられた。同品は湯またはスープと合わせて30秒混ぜるだけでお粥が完成する乾燥粥の素だが、その簡便性と魅惑的な食感、そして「スープ粥」という提案が大きな評判を呼んでいる。
同社は、需要が高まっているホテルや旅館といった宿泊施設の朝食メニューとして取り扱いが多いお粥に着目した。それも、従来の白粥を越え、スープと合わせることで多彩なメニュー展開が可能なスープ粥が提案できる製品を目指した。
開発に当たっては、スープのおいしさを生かすお粥をイメージし、従来の白粥とは異なる食感を追求するため、ベトナム産の高アミロース米を使用。粒状と粉状にそれぞれ加工した2種類の高アミロース米をブレンドすることで、独特の魅惑的な食感を完成させた。もったりとした米粒感のある従来のお粥に対し、粒状の米でふわふわとした食感を、粉状の米からはさらさらとした粘りを出し、さらさらふわふわとした軽い食感となっている。
同品が提案するスープ粥は、メニューバリエーションが無限に広がるのが何より画期的な点だろう。既存のスープやだしを活用することで、その味わいの数だけお粥メニューが展開できるのだ。まさに、お粥という料理をいっそう豊かに進化させる可能性を秘めた製品なのである。
湯またはスープと合わせるだけで即完成するその簡便性も、調理現場で高く評価されている。炊いた白飯からお粥を作る手間が省けるのはもちろん、必要なときに必要な分だけお粥を作れるので、食材ロスはほぼ無し。500gで約5kg相当のお粥ができる設計で、ハンドリングしやすく、収納場所を取らない点も優秀だ。
同品の市場概況だが、クイックかつ簡便に朝食メニュー、朝食ビュッフェを提供したい宿泊施設や飲食店での導入例が最も多い。また、居酒屋における鍋〆としての活用も目立つ。
今後は、外食業界で定評のある同社のラーメンスープや鍋調味料と組み合わせたメニュー提案を積極的にすすめるほか、さらりと喉ごしがよいその食感から、女性やシニア層をターゲットにしたマーケットへの拡大も見込んでいる。
規格=500g
◆+(プラス)ラーメンスープでうま味豊かな鶏白湯粥に!
●「e-Basic とり白湯ラーメンスープ」(エバラ食品工業)
「サッと粥」と相性バツグン!
ラーメンスープと合わせると、スープのおいしさが際立つ中華粥が即完成。鶏のうま味を追求した「e-Basic とり白湯ラーメンスープ」を加えたスープ粥は、誰もがうなる味わいだ。
規格=1.8L、500ml
●さらさらふわふわの魅惑的な味付き粥
スープと合わせると、しみじみおいしいスープ粥が手軽に完成。煮込む手間は不要で、スープの数だけメニューバリエーションが広がる。
●必要量だけ使えてロス無し!
湯4.5Lに対して「サッと粥」1袋を加えて約30秒混ぜると、5kg(約20食分)のお粥が出来上がる。
●スープを添えてセルフで楽しむスープ粥を
スープポットと「サッと粥」を並べると、お好みのスープと組み合わせるセルフ式のスープ粥が楽しめる。
●湯と合わせて30秒 混ぜるだけの簡便性
湯またはスープと合わせて混ぜるだけで、さらさら食感のお粥に仕上がる。ホテルの朝食ビュッフェや高齢者向けのやさしいお粥にも。