焼肉特集:時代に刺さる注目店=グルメ回転寿司が焼肉に参入 がってんカルビ熊谷店
「和牛〈厳選〉部位5種盛り 匠 2人前」 3,480円(税抜き)
客室は全19室。入口はのれんで仕切られすべて半個室になっている
テーブル奥にスマートターンが導入されており、タッチパネルで注文するとコンベアで運ばれてくる。席前のコンベアは回転式で商品はテーブルに運ばれる
「がってんカルビ」1号店の熊谷店
グルメ回転寿司「がってん寿司」を中心に31ブランド・国内直営174店舗を展開するRDCグループは、新業態「がってんカルビ」を12月10日、埼玉県熊谷市にオープンした。回転寿司を基幹業態とする企業が満を持して焼肉業界に参入した。
●寿司・焼肉の同立地出店など可能性広がる
RDCグループの企業理念の一つ「手の届く贅沢の追求」を具現化した「がってん寿司」は、市場直送・店内調理というネタの鮮度と職人の技術でハレの日に強い業態だ。その回転寿司業態で培ったノウハウを焼肉業態に注入したのが「がってんカルビ」だ。メニューは、和牛はもちろん豚肉・鶏肉、海鮮、サイドメニューと幅広い世代の客層が楽しめるように約100種と豊富。
客室は、すべて半個室。注文はタッチパネルで、商品はコンベアで送られ、席に自動的に送り出される「スマートターン」を導入。「スマートターン」は、「承知の助イオンモール川口店」に初導入。レーン、コンベア各種を知り尽くした同社が選んだ方式だ。
通常、RDCグループでは店舗開発・運営はグループの事業企業が行う。これまでも、この方法で「回転寿司」だけに頼らず、リスクヘッジのためレストラン、カフェなど多業態化を進めてきた。だが、「がってんカルビ」は、大島敏彦社長の肝いりのトップダウンで、グループ各社の選抜メンバーが、それぞれのノウハウを持ち寄って作り上げた。今後もさらに改善を繰り返し、ブラッシュアップさせていく。多店舗化を進めていく計画で、回転寿司と焼肉の同立地出店など、可能性が大きく広がる。
●店舗情報
「がってんカルビ熊谷店」 経営=アールディーシー/店舗所在地=埼玉県熊谷市筑波1-115/開業=2021年12月/坪数・席数=85.6坪・100席(19ロースター)/営業時間=11時~15時、17時~22時、土日祝11時~22時/平均客単価=4,000~5,000円
●愛用食材・資材
「きざみわさび醤油味」 金印物産(名古屋市中区)
こだわりのシャキシャキ食感
「当グループは寿司屋が主力の企業なのでワサビにはこだわっている。焼肉をおいしく食べてもらうため薬味としてメニューに加えた」と青木崇アールディーシーCMO。本ワサビの茎のシャキシャキ食感が特徴。「江戸前がってん寿司」で人気の「ダイナマイト巻き」に使われている。
規格=250g