メニュートレンド:この内容で1000円以下! 行列必至の平日限定ランチ

2024.05.06 543号 01面
わさび漬海鮮丼 980円(税込み) ※平日のみ。数量限定 取材日の丼は、ブリ、ハマチ、サーモン、マグロ、カツオ、タイ、エビ、甘エビ、締め鯖、ホタルイカ、シラス、イクラの計12種に茎ワサビをトッピング。小鉢3種、漬物、味噌汁、締めのだし、バタフライピー茶付き。プラス200円で海鮮グレードアップも可

わさび漬海鮮丼 980円(税込み) ※平日のみ。数量限定 取材日の丼は、ブリ、ハマチ、サーモン、マグロ、カツオ、タイ、エビ、甘エビ、締め鯖、ホタルイカ、シラス、イクラの計12種に茎ワサビをトッピング。小鉢3種、漬物、味噌汁、締めのだし、バタフライピー茶付き。プラス200円で海鮮グレードアップも可

締めのだし茶漬けも楽しみ

締めのだし茶漬けも楽しみ

夜の人気メニュー「たこやき」(6個500円)

夜の人気メニュー「たこやき」(6個500円)

インパクトあるのれんが客を出迎える

インパクトあるのれんが客を出迎える

【愛用食材・資材】「misoNosuke&スフレとバンビの恩返しバタフライピー」芯身美茶(神戸市中央区)

【愛用食材・資材】「misoNosuke&スフレとバンビの恩返しバタフライピー」芯身美茶(神戸市中央区)

 海鮮丼は居酒屋ランチのキラーコンテンツ。“インバウン丼”と称されるような、観光客向けの高価な丼も出現しているが、手頃な価格で食べたいのが客の本音であろう。「大阪大衆居酒屋 飯と酒と音 almalio」は、そんな客の心をつかむ破格の価格設定で海鮮丼を提供。満足感たっぷりのランチに感心した客が、夜も利用する流れをつくっている。

 ●気軽な“大衆居酒屋”で夜も集客

 ランチが始まる前からズラリと並ぶ行列。皆のお目当ては、平日数量限定の「わさび漬海鮮丼」だ。素材や量は仕入れや旬により変わるため、何が食べられるのかという期待感もある丼である。

 取材時は、ワサビ入りのタレで軽く漬けにしたブリ3切れとハマチ6切れをメインに計12種類もの多彩な魚介をラインアップ。どれから食べようかと迷う、贅沢感に浸れる丼である。また、後半のだし茶漬けも魅力。トッピングの茎ワサビの風味がマッチし、満足度が高い締めになる。

 さらに、驚くのが安さ。小鉢なども付いて1000円を切るという価格は、「並んでも食べたい」という気持ちを喚起させる。「サラリーマンで、ランチで1000円以上出すのが難しい人も多いと思う。できるだけ安くお腹いっぱい食べてほしいと始めたメニュー」と、オーナーの瀧浦健さん。毎朝市場に出かけて仕入れ、自分でさばくことでコストを抑えているという。

 ランチで魚のおいしさを知り、夜に訪れる客も増加中という同店。客が刺身と共に必ずオーダーするのがたこ焼き。西成の人気店で修業をして身に付けたという、瀧浦さんが自信を持って提供する本格的な味だ。たこ焼きも揃えた店づくりは、「ここに来れば大阪の味がすべて楽しめる」と、観光客にも好評とか。

 夜のメニューも、1品が280円からとリーズナブル。「気軽に食べられる店を目指しているので、“大衆居酒屋”を標榜しています」と瀧浦さん。女性客が多く、20代前半からシニアまで幅広い世代にファン層を広げている。

 ●店舗情報

 「大阪大衆居酒屋 飯と酒と音almalio」

 所在地=大阪市北区兎我野町2-7/開業=2022年5月/坪数・席数=約10坪・20席/営業時間=11時~14時、17時~26時。昼夜ともに不定休(仕入れの状況による)/平均客単価=昼1000円、夜3500円

 ●愛用食材・資材

 「misoNosuke&スフレとバンビの恩返し バタフライピー」 芯身美茶(神戸市中央区)

 色が変わる好評のお茶

 同店では、食後のドリンクとして「バタフライピー茶」を用意。そこで活用するのが、バタフライピーやレモンバーベナなどのハーブをブレンドした同品。抗酸化作用があるアントシアニンが豊富で、リラックス効果などが期待できるのが特徴だ。抽出時の色はブルーだが、レモンを入れると紫に変わる見た目の楽しさも女性に好評という。

 規格=20g(2g×10包)

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