ワケありの盛り付け:ラー油をディスぺンサーで 1つの作品のように仕上げる
「中国菜 はつがい麻婆豆腐店」は、豆板醤と山椒が利いた“カラシビ”の麻婆豆腐が看板メニューの店。その麻婆豆腐に引けをとらない人気メニューが「担担麺」。特筆すべきは、その盛り付けの美しさだろう。
担担麺の盛り付けといえば、オレンジ色がかったごまダレスープの真ん中に肉味噌が盛られ、横にチンゲン菜などの青菜が添えられるというのが一般的。
「よくある盛り付けとは違うものにしたいと思いました。どうしたらより美しく、おいしそうに見えるか。そう考えて、この盛り付けになりました」と語るのは総料理長の伊勢田航太氏。まずは肉味噌と白髪ネギを中央に置き、真ん中を高くする盛り付けの基本を抑える。
さらに、「担担麺は具材の多いメニューではありません。具材が少ないと、色味が限定されます。だからこそ、どう配置するかが大事なんですね」。たっぷりの白髪ネギの白に、トッピングされた小ネギの緑、粉末にした山椒の黒が映える。仕上げに、ディスペンサーに入ったラー油を垂らす。ラー油の赤が冴え、まるでアートのような「担担麺」という作品が完成する。
●店舗情報
「中国菜 はつがい麻婆豆腐店」
所在地=埼玉県新座市東北2-12-7











