業務用加工食品ヒット賞給食・惣菜部門:日東ベスト「大きなマヨたまカツ」
○マヨたまのせレッドカレー
ボリューム満足のカレー
■作り方
(1)フライパンにバターを溶かし、ご飯、粉唐辛子、パプリカパウダー、枝豆をソテーする。
(2)「大きなマヨたまカツ」を180度Cで6分揚げる。
(3)皿に(1)を盛り付け、温めたレッドカレーソースをかける。
(4)(3)に(2)を盛り付け、ピクルスを添える。
○マヨたまお好みサラダ
新感覚ディッシュサラダ
■作り方
(1)「大きなマヨたまカツ」を180度Cで6分揚げる。
(2)薄焼き卵を焼く。
(3)皿に千切りキャベツを敷き、その上に(1)、(2)の順に重ねる。
(4)お好みソース、マヨネーズの順にかけ、鰹節、青海苔を散らす。
○マヨたまのせナシゴレン
定番米飯グレードアップ
■作り方
(1)エビ、鶏肉を炒め、ご飯とナシゴレンの素を加えてさらに炒める。
(2)「大きなマヨたまカツ」を180度Cで6分揚げる。
(3)皿にサラダ野菜をのせ、(1)と(2)を盛り付け、ピクルスを添える。
(4)サラダにガドガドソースをかけ、ミントとライムを添える。
○マヨたまバーガー
大人も喜びのごちそう級
■作り方
(1)「大きなマヨたまカツ」を180度Cで6分揚げる。
(2)バンズのカット面を焼く。
(3)粗みじん切りしたキャベツを軽く塩もみし、マヨネーズと合わせる。
(4)ポテトを揚げて味付けしておく。
(5)バンズで(3)、ソースをかけた(1)を挟み皿にのせる。
(6)(4)とピクルスを盛り付ける。
◆分かりやすいイメージ
日東ベストが2003年1月に発売した「大きなマヨたまカツ」は、スーパーなど惣菜売り場での販売展開をメインに、市場に提案してきた製品である。スライスしたソーセージにマヨネーズ味ドレッシングと卵を組み合わせた具をのせてカツにすることで、中具の味がイメージでき、分かりやすさが支持された。加えて子どもが好きな味付けで、家庭では作りにくい変わりカツであることで、惣菜としても人気が高まった。
同社では1997年秋の新商品として、当時、惣菜売り場にも健康志向と野菜の栄養価が認識されつつあることに着目した。野菜を一緒に、おいしく食べられるハムカツを目指し「ほうれん草カレー」「メキシコサルサソース風のメキシカントマト」を発売した。その後、ソーセージに具材を包み込んだロール形カツを発売し、特にマヨたまサラダロールは、当時の惣菜コーナーを活気づかせ、おいしさが花開いた。一方、ロール形カツでは表面積が取れなく、こじんまりして小さく見えてしまい売り場が映えないとの市場評価の解決策として、ソーセージに具をのせ半分に折り、半月型に具を包み込み、サラダ感覚を表現したサンドフライタイプも発売し活性化を図った。この結果、ロール形カツ15種類、半月サンド形カツ6種類を市場にリリース、中具の味や形態表現だけでなく、パン粉のサクサク感やそれを支えるルーの機能についても併せて充実させた。このおかげで多くの市場情報を得ることが可能となり、次なる製品開発への大きな足がかりとなった。
03年、売り場でボリューム感の表現、さらなる充実の市場の要求に応えるべく導入したのが「大きなマヨたまカツ」本品である。今では具のバリエーションが充実し、マヨたまカツを含め7種類になっている。また本品は、惣菜向けにばら売りと、カットしてパック詰めして面の彩りをアピールできるパック売りの2通りタイプを推奨してきた。これでロール形カツで培った東日本地域の販売基盤に加え、これまで苦戦していた西日本地域の顧客にも安定的に支持され、販売量が増え、多くの人にマヨたまカツのおいしさが伝えられた。
食のトレンドは、時代背景とともに変化する。さらに食卓の喫食シーンと価値観も変化する。これら要因を踏まえ、同社では今後もカツのおいしさの追求、季節感の表現、サラダ感覚の追求、形態の提案を軸に、ユーザーのニーズをとらえた、独自性と価値ある商品開発を目指していく。
◆商品規格=90g×60個