この新製品に注目:丸源飲料工業「カクテル・ジュレ」(キウイ、マンゴー、クランベリー)
◆“ゴロッ”と果実含有量30% 新タイプの飲料用フルーツソース
丸源飲料工業(株)は、酎ハイ・カクテルの冬期商戦に向けて、新感覚の「カクテル・ジュレ」を開発・発売した。アイテムはマンゴー、キウイ、クランベリーの3種類。
同商品は、カットした果実がたっぷり配合(果実含有量30%)された飲料用フルーツソース。使用方法は、焼酎やリキュールとブレンドし、炭酸やお湯で割る(5倍希釈)だけ。ドリンクメニューで“ゴロッ”とした果肉感を手軽に訴求できるほか、付加価値の高い独自メニュー開発も自在だ。
また、注目すべきは、果実がグラスの中で浮かばず、底部に沈む見栄えのよさ。これは果実とソースの比重を操る丸源飲料の独自技術を駆使して実現したもの。グラスの中上部はクリアで、飲むときにマドラーでかき混ぜて液中に分散させ、好みのブレンド具合を楽しんだり、後半に果実の質感を残し、ダブルテーストで味わうこともできる。混ぜても、ある一定の時間をおくと、果実が底部に沈み、鮮やかな果実色が再現される。
そのほかの特徴は、(1)ブリックス34度の希釈用ドリンクベースとして飲用時のフレーバーと糖度をベストバランスに調整している(2)カットした果物をたっぷり配合(3)爽快な透明感に映えるゼリー状のフルーツソース(4)アイスでもホットでも使用可能(5)飲用時に低糖甘味料のスクラロースを使用しており、糖度を抑えて甘みを感じるように設定しているので、ヘルシー感も高い、など。
阿部浩明常務取締役は、「底部にフルーツソースを沈ませる技術は、他のフルーツでも応用可能。大手チェーン独自のPB開発や季節商品にも対応できます」と語り、「前例なきユニークな発想がウケて、ホテルやアッパー居酒屋からの引き合いが増えてます」と意気込む。
また、当面はアルコール向けがメーンだが、紅茶や炭酸水などのソフトドリンクやべーカリーやデザートのフルーツトッピングとしても提案して行く考えだ。
▽容器=スタンディングパウチ▽荷姿=500g×12袋▽保存方法=常温▽賞味期限=マンゴーのみ6ヵ月、その他は5ヵ月。