冷やし麺特集:ラーサラが全国区に=「北の味紀行と地酒 北海道」
◆通年ベスト5入りのロングセラー「北の恵みラーメンサラダ」
大型居酒屋「北の味紀行と地酒 北海道」(33店舗)の「北の恵みラーメンサラダ」は、1993年の創業時から続くロングセラー。100席換算で平均日販10食を上回り、年間通して売れ筋ベスト5に入る人気不動の逸品だ。売れるポイントは“本場の札幌ラーメンと同じ中華麺”にあるという。
「コシの強い極太縮れ生麺を使ってます。これだとドレッシングがよくからみ、経時変化も少なく、最後までおいしく召し上がれます」と明かすのは、商品開発責任者の大野健一さん。「時間短縮とロス削減のため冷凍麺や細麺を使う居酒屋が多いのですが、それでは駄目。ドレッシングがなじまず、時間がたつと麺がへたってしまいます」と断じる。
また、生麺と冷凍麺では葉野菜との相性も異なり、これも重要なのだとか。
「シャキッとした葉野菜には、ツルッとした冷凍麺よりもモチモチの生麺がマッチします。野菜と麺の異なる食感をドレッシングでつなぐのがラーサラの魅力。シャキッとツルッとだと、逆に合いすぎてインパクトが弱い」と大野さん。
そして最後にもう一つ。「ラーサラを写真でアピールする場合、麺をなるべく露出させる」という経験則があるそうだ。
◆「北の味紀行と地酒 北海道」(経営=(株)コロワイド、本部所在地=神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1、ランドマークタワー32階)