ラーメン用品ランキング セット活用編:文明商事・営業部 磯崎剛氏
●文明商事(千葉県木更津市)
文明商事は千葉県房総南部を地盤とする業務用食材卸。観光、漁業、臨海工業など多様な地域性に対し、地元嗜好に共通する商品提案に努めている。「ベーシック食材のセット提案が得意」という営業部・磯崎剛さんに、地元ならではのセット活用事例を聞いた。
◆第1位
ワンタンと甘口醤油が基本
ヒゲタ醤油「ヒゲタ 味名人 しょうゆラーメンスープ」 規格=1.8kg(常温)
東洋水産「肉入りワンタン」 規格=500g・75個入り(冷凍)
木更津で有名な「ラーメン富士屋」の名物が“ワンタン麺”。その影響を受けてか、ワンタン麺を提供するラーメン店が多い。そして房総ラーメンは「竹岡式」の醤油系が基本。最近はその甘口が流行している。甘口の醤油スープといえば「ヒゲタ味名人」。ということで、この2品の組み合わせが大人気。いずれもシンプルなので独自性を加味しやすいという。
◆第2位:
チャーハンにメンマダイスカット
「ブンチャン 細切りメンマ」(文明商事PB) 規格=1kg(常温)
「創味シャンタン デラックス」(創味食品) 規格=2kg(常温)
房総ではメンマをチャーシューと同じ大きさのダイス状にカットしてチャーハンの具材にする事例が散見される。これは文明商事の“ブンチャン”こと細金文明社長も大好きな調理方法。同社PBメンマを使って「創味シャンタン デラックス」で調味するのが好適とか。メンマは居酒屋の付け出しとしても人気。
◆第3位:
豚骨系は豚骨臭防止が決め手
「ラーメン百景 豚骨ラーメンスープ」(エバラ食品工業) 規格=1kg(常温)
「医食同源 きくらげスライス」(藤和乾物) 規格=1kg(常温)
房総といえば“竹岡式ラーメン”が主流。チャーシューの煮汁をかえしとする、あっさり甘口の醤油スープが特徴。逆に豚骨ラーメンのようなクセの強い”がら臭”は苦手。エバラ「豚骨ラーメンスープ」は豚骨臭が弱いので豚骨系で一番人気。裏白キクラゲ「医食同源 きくらげ」と合わせると房総流豚骨の典型。