料理人の愛用食材:和旬撫子・卜部吉恵店主 三輪そうめん山本「白龍」「恋そうめん(赤・白)」
●繊細さとコシで冷・温ともに活用 ゆで時間60秒で使い勝手良し
「和旬撫子」の卜部吉恵店主が一昨年に出合ったのが、三輪そうめん山本の「白龍」。それまでは、そうめん自体へのこだわりはなかったが、この商品を知って以来、惚れ込んでしまったという。
同商品は、一般的なそうめんに比べて極細の0.6mm。繊細だが、コシがあり切れにくく、ゆで時間は60秒と、同社の標準的な麺に比べて3分の1の時間で調理できる。「差し水をしなくても短時間で仕上がるので、料理の段取りもスムーズ。使い勝手がいいのも魅力」
同店では、旬の食材を取り入れた創作料理をコースで提供。夏場には、ご飯代わりに、ぶっかけやつけ麺、あえ麺風に、涼しくなれば、にゅう麺になど、冷・温問わず多彩なそうめん料理が登場する。同商品は、年間を通じて重要な食材となっている。
「しっかり食べてもらうメニューだけではなく、食間の口直し的な使い方も追求していきたい」と、卜部店主。同社商品では、「恋そうめん」といった慶事の献立に似合う“結びそうめん”もあり、こちらもアイデアが刺激される商品だ。今後も、同店のそうめんアレンジの幅は広がりそうである。
●商品紹介
「白龍」規格=1箱50g(写真は5箱入り)
「恋そうめん(赤・白)」規格=麺50g、麺つゆ25ml
三輪そうめん山本(奈良県桜井市)
「白龍」は、独自の細延べ技法で作り、さらにじっくりと蔵で熟成させた、コシや風味にこだわった手延べそうめん。約0.6mmの極細タイプで、贈答品として利用されることも多い高級品。「恋そうめん」は、ハート形に結んだそうめんとめんつゆの1人分セット。結婚式の引き出物としても人気。
●プロフィール
卜部吉恵(うらべ・よしえ) 「和旬撫子」店主
1963年広島県生まれ。徳島大学医学部栄養学科卒業。食品会社研究職、病院勤務などを経て、料理店開業を目指す。神田川俊郎氏に孫弟子として師事し、92年、「愛菜処撫子」開店(その後、和旬撫子へ改名)。ほか、「となりの撫子」「いなり家こんこん」経営。テレビの料理コーナーで講師としても活動中。
●店舗情報
「和旬撫子」 所在地=大阪府大阪市中央区東心斎橋1-6-19 YAMATOビル2階