有名チェーン店の着眼点 新メニューFile:丸亀製麺 うどんを弁当に仕立てた意外性がワザあり!

2021.09.06 511号 19面
「秋野菜の天ぷらと定番おかずのうどん弁当」 620円(税込み)

「秋野菜の天ぷらと定番おかずのうどん弁当」 620円(税込み)

「タル鶏天ぶっかけ(並)」 690円(税込み)

「タル鶏天ぶっかけ(並)」 690円(税込み)

 丸亀製麺が8月31日、テイクアウト限定商品「丸亀うどん弁当」シリーズの秋限定商品を新発売した。秋ナス、雪国まいたけなどの天ぷらに定番おかず2種と冷やしぶっかけうどんを詰めた、持ち帰り専用うどん弁当である。

 「丸亀うどん弁当」は今年4月の販売開始から4ヵ月で1000万食を突破した大ヒット商品だ。ヒットの要因は、おかずを盛ってうどんを弁当に仕立てたというその意外性だろう。天ぷらや卵焼きなどのおかずがうどんの上にドカンと盛り付けてあり、お得感がある。弁当箱のイメージそのままの四角く持ち運びしやすい容器は膝の上にのせて食べやすく、その点も好評という。

 コンビニやスーパーでは中食惣菜のうどん商品は既に定番だが、ただシンプルにうどんを盛り付けただけの丼タイプが多い。また、本格うどんの専門店がテイクアウトのうどん商品を展開するには課題も多く、その場でさっと食べるイートインの簡便性と味わいにはどうしてもかなわない部分があったはずだ。それを親しみやすい弁当に仕立てたことで、テイクアウトならではの違った魅力を打ち出すことに成功したのは、あっぱれである。

 ●「秋野菜の天ぷらと定番おかずのうどん弁当」 620円(税込み)

 中身は、まいたけ天、ちくわ磯辺天、秋なす天、野菜バラ天、きんぴらごぼう、玉子焼き、冷ぶっかけうどん(並)

 ●「タル鶏天ぶっかけ(並)」 690円(税込み)

 昨年、238万食も売り上げた人気メニューもこのほど期間限定で復活。トッピングを超えた「おかず+うどん」のコラボ提案は、今後、うどん商品の新潮流となるかもしれない

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: 雪国まいたけ