外食ラーメントレンド予測:富士食品工業「かけるマー油」 簡単、手軽に味を付与
●香味油の活用で単価アップ
ラーメンは清湯系、こってり系のどちらも安定的な人気で、辛味・ニンニクなどを利かせたやみつき系も根強く、トレンドとひと言でくくれないほど多様化しています。当社が2021年に発売した「鉄人黒 中華そば」シリーズは「懐かしい町中華の味」というコンセプトが昭和レトロ、平成レトロのブームもあって、年配者にとっては「懐かしい味」、若い世代にとっては「新しい味」として幅広い世代から好評を得ています。
ラーメンスープのバラエティー化が進んでいる中、当社ではより簡単に、差別化するための方法として香味油に着目。豆板醤の炒め香を付与する「焼き豆板醤オイル」、シビ辛味の刺激を付与する「紅と青の花椒油」、焦がしニンニクの風味とうま味を付与する「かけるマー油」などをラインアップしています。ラーメンスープとの相性を考慮する必要はありますが、かけるだけでラーメンの味の選択肢を増やすことができ、単価アップも可能です。
特に22年秋発売の「かけるマー油」が好調です。「マー油」は、ニンニクなどを何段階も揚げて作らなければならないため、手作りするとなると膨大な時間と手間がかかります。その時間と手間を省き、さらに常温で滑らかな物性にして使いやすさを考えて開発しました。「マー油」需要は急拡大の可能性大です。
●富士食品工業のイチ押し
「かけるマー油」
常温でも固まりにくい
ニンニクを段階的に揚げ、焦がしニンニクの風味とコクをオイルに閉じ込めた。また、植物油ベースのため常温でも固まりにくく、使いやすい。ラーメンはもちろんチャーハンにも最適
規格=300gスタンディング袋(常温)
●TREND POINT
懐かしい町中華の味
ラーメンスープのバラエティー化が進む中、マー油で差別化