生物学五輪、日本初開催 秋篠宮ご夫妻招き開会式 高校生の料理で世界もてなす

2009.08.10 169号 07面
開会式に出席された秋篠宮ご夫妻

開会式に出席された秋篠宮ご夫妻

ウエルカムパーティーでふるまわれた雨滝さん考案の料理「茨城彩々」。全国高校生レシピコンテスト金賞作品

ウエルカムパーティーでふるまわれた雨滝さん考案の料理「茨城彩々」。全国高校生レシピコンテスト金賞作品

 世界56の国と地域の高校生221人が集い、生物学の知識や能力を競う「国際生物学オリンピック」が7月12~19日、茨城県つくば市で開催された。13日の開会式には秋篠宮ご夫妻が出席され、名誉総裁の秋篠宮殿下は英語のスピーチで各国選手にエールを送られた。

 ウェルカムパーティーでは、6月に行われた「全国高校生レシピコンテスト」の金賞作品、岡山県立津山東高校3年雨滝愛奈さんの「茨城彩々」(すし)が参加者にふるまわれ、好評を得ていた。

 雨滝さんは「私の考えたレシピがプロの料理人の手で再現され、この晴れやかな席で皆さんに召し上がっていただき光栄」と語った。和食の料理人を目指す彼女。調理師免許も先日取得し現在就活中。「この受賞を励みに精進し、世界の人に日本料理の素晴らしさを伝える料理人になりたい」と意欲を見せていた。

 生物学五輪は今年20回目で日本初の開催。大会結果は、千葉県立船橋高校3年大月亮太さんが日本人初の金メダルを獲得。他3人の日本選手も銀メダルに輝き、日本チームは過去最高の成績を収めた。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら