浅漬け食中毒、乳酸菌で予防 より安全な製造に期待 東京工科大研究チーム発表
東京工科大学応用生物学部の西野智彦准教授らの研究チームは、浅漬けの製造過程にある種の乳酸菌を用いることで、食中毒を防ぐ効果があることを発見した。微生物の関与が薄いとされてきた浅漬け製造において乳酸菌発酵を行わせることで、より安全な浅漬け製造への貢献が期待されている。今後は乳酸菌株を粉末化するなど商品化も検討していく。 今回の研究では、市販の大根キムチから菌株を分離。漬け込み時に加えて増殖させることで大腸菌の増殖を抑制する結果が得られた。実験に用いた