3大コンビニIDレシートデータから見る売れ筋商品ランキング サラダ編(2024年1月調査)
IDレシートデータから日本食糧新聞社が加工した3大コンビニの売れ筋商品情報を毎号ピックアップ。今号は2024年1月1日~31日の期間における「サラダ類」の男女別売上げランキングをご紹介。
ランキング表作成:日本食糧新聞社・新製品事業部/データ提供:フェリカネットワークス社
スーパーでは、さまざまな種類のカット野菜が売られているが、コンビニでも同様に袋タイプのサラダが売れている。千切りキャベツ、大根ミックス、レタスミックスなど種類も豊富で、上位にランクインしている。
各社、男女での購入商品の変化はあまり見られないが、セブンイレブンでは、「たことブロッコリーバジルサラダ(男性3位、女性1位)」が人気商品で、楽天レシピやクックパッドなどのサイトで完全再現レシピが掲載されたり、YouTubeなどで作り方の動画配信がされるなど、注目が集まっている。
ローソンでは、「洗わずそのまま調理できる6品目の野菜炒め(女性17位)」「キャベツ野菜炒め(女性20位)」がランクインしており、調理が必要なカット野菜も需要があるようだ。
カップサラダも全般に好評で、蒸し鶏や豚しゃぶ、ローストチキンなどが入った、タンパク質が手軽に取れるサラダが売れている。また、コールスローやポテトサラダ、ツナ&コーンサラダなどの定番商品も各社上位にランクインしていた。
○IDレシートデータ=約3万人の生活者から集まる買い物レシートを、フェリカネットワークス社が200チェーン、325万商品の独自マスタによって解析した流通横断の購買データベース
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◆セブンイレブン
○男性1位
「コールスロー」 118.8円(税込み)/44.1kcal
野菜もりもり
重さ130g。キャベツ、コーン、ニンジン入り。コンビニサラダは1食分の即食タイプが主流だが、袋入りたっぷりタイプも最近人気の様子。健康を考えて思わず手に取り、何度かに分けて食べるイメージか。
○女性1位
「たことブロッコリーバジルサラダ」 291.6円(税込み)/85kcal
外食店レベルの味
重さ106g(編集部実測)。ジャガイモ、ブロッコリー、枝豆、セロリ、真ダコをバジルソースで和えた一品。外食の小皿料理そのもので、ランチの“あと一品”や家飲みのお供としてのニーズも高そう。
◆ローソン
○男女1位
「洗わずそのまま食べられるミックスサラダ」 118円(税込み)/20kcal
熱き思い伝わる
重さ140g。パッケージの裏に「洗わずそのまま食べられるヒミツ」と、同品の取り組み「土にこだわった中嶋製法」についても説明を記載。産地も明記し、並々ならぬ野菜への熱い思いが伝わる。
○女性2位
「洗わずそのまま食べられるレタスミックスサラダ」 144円(税込み)/14kcal
レタスはおしゃれ
重さ90g。レッドキャベツの彩りと食感が意外なほどいい仕事をしている。同タイプの商品ではキャベツが主役の例が多い中、レタスがメインで肉や海鮮と合わせた贅沢サラダにもアレンジしやすい。
◆ファミリーマート
○男性1位
「フレッシュ野菜サラダ」 178円(税込み)/25kcal
分量が絶妙過ぎる
重さ103g(編集部実測)。弁当と合わせて野菜を取りたい、という時にはぴったり過ぎる絶妙な分量。コンパクトなパックと好みのドレッシングを合わせる設計で、女性が好みそうだが男性人気の方が高い。
○女性1位
「千切りキャベツ」 108円(税込み)/21kcal
サラダだけではない用途
重さ150g。コンビニの他2社の同タイプの商品と異なり、キャベツだけというのが潔い。お好み焼きや野菜炒めに使用するなど、優秀カット野菜としてサラダ以外の活用ができる点はポイントが高い。
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個数%=コンビニ各社の全商品購入総数(男女別)を100%としたときの割合
ユーザー率(%)=コンビニ各社の購入者の総人数(男女合計)を100%としたときの割合
※販売終了、リニューアル等、現在の販売状況は定かではありません。
※価格、カロリーは編集部が購入した商品表記の情報。販売終了の商品については、後継と想定される商品を購入。