地球沸騰化時代の熱中症対策 暑熱順化や災害同様の備え必要

総合 ニュース 2024.06.26 12778号 02面
暑さ・熱中症対策の持ち物 (C)日本気象協会「熱中症ゼロへ」プロジェクト

暑さ・熱中症対策の持ち物 (C)日本気象協会「熱中症ゼロへ」プロジェクト

 昨年7月、世界平均気温が観測史上最高記録を更新した。国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、この危機的状況を「地球沸騰化」と呼び警鐘を鳴らした。日本も統計開始以降最も暑い夏だった。日本気象協会が推進する熱中症で亡くなる人をゼロにすることを目指す「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、熱中症を気象災害ととらえ、体を暑さに慣らす「暑熱順化」をはじめ、予防に効果的な食品の常備などの防災対策を行うことを啓発している。
 気象庁が5月21日に発表した3ヵ月予報によると、今夏の気温も全国的に

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