胃心伝真=気候変動対策の加速を

総合 コラム 2024.07.26 12795号 01面

 ここ数年、食生活を揺るがすような原料の不作・不漁が後を絶たない。欧州でのオリーブはじめ、日本でも近海のサバ・サンマ・スルメイカ、有明海の海苔、和歌山の梅が深刻な状況となっている。沖縄産のパイナップル、北海道産のアズキも同様だ▼いずれも海水温の上昇や暖冬・猛暑などの高温、多雨や少雨、台風の停滞などの異常気象が主な要因とされ、多くで地球温暖化・気候変動との関連が指摘されている。当然ながら缶詰や漬物といった加工食品の価格高騰につながっており、日常生活だけでなく固有の食文化にも影響

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