愛用食材と調理技術:京野菜 天ぷらに京都の素材を活用
●カレーとの2本柱が好評
寿司桶に入ったスパイスカレーと共に天ぷらも楽しめるのが、同店の特徴。「カレーにはカツなどの肉類と合わせるイメージがあるが、それでは桶カレーの雰囲気にそぐわない。自分は和食の料理人でもあり、職人がいるなら天ぷらを出そうという発想で始めました」と、極檀伸哉店長。
メニューには、単品の「スパイスカレー」のほか、「スパイスカレー天ぷら盛り合わせ付き」も用意。エビやキスのほか、野菜の天ぷら3種の計5品を盛り合わせて、カレーと共に提供する。野菜は、京野菜を含む季節の素材を活用。賀茂なすや万願寺とうがらしなど、京都ならではの味に出合えるのも魅力だ。
和食の調理技術でサクッと揚げた天ぷらには、抹茶塩も添えて提供。それだけで食べても、カレーにつけても楽しめる。エビやキス、季節野菜を、各3個ずつオーダーできるメニューも用意しており、もう少し食べたい人や好きなものだけ食べたい人も利用しやすい。
ドリンクには、京都産クラフトビールや京都の地酒なども用意。2軒目使いで、カレーを食べずに天ぷらをつまみに一杯飲む客もいるとか。カレーと天ぷらという一見ミスマッチの組み合わせだが、実は幅広いシーンに対応して客を呼ぶ2本柱となっているのである。
●店舗情報
「curry&tempura koisus(コイスス)」
所在地=京都市東山区宮川筋3-292