大塚製薬、「イオンウォーター」サンプリング実施 最盛期へアピール
大塚製薬は、6月に全国の12都市で、「ポカリスエット イオンウォーター」のサンプリングを実施している。トータルで総数37万本を配布する計画で、25日に東京の渋谷マークシティ下で行ったサンプリングでは、約1万7000本配った。「イオンウォーター」は4月の新発売後、好調に売上げを伸ばし、「ポカリスエット」ブランド全体をけん引している。発売直後に総計44万本の街頭・オフィスサンプリング実施し、認知率の向上とトライアルを狙った。今回、清涼飲料の最盛期を前に、あらためて同品をアピールすることで、さらなる需要の獲得を目指す。
「ポカリスエット」ブランドの1~5月の累計販売実績は960万ケース(前年比14%増)と2桁増で推移している。特に「イオンウォーター」を発売した4月から2ヵ月続けて2桁伸長しており、同品の好調が全体を引っ張っている。基幹商品の「ポカリスエット」も、堅調に推移しているため「イオンウォーター」の実績が上乗せされている状況のようだ。
熱中症への注意喚起や、止渇ニーズが高まってくる夏場に向けて、同品を積極的にアピールすることで、この勢いをさらに加速させていく考えだ。
(久保喜寛)