10月27日に開幕するコーヒーの国際見本市「アセアン・カフェ・ショー2024」のチラシ=カウィン・インタートレード社の販促資料から
東南アジアのタイでコーヒー店の出店が急速な勢いで広がっている。背景にあるのが、このところ顕著となっているタイ社会における消費量の拡大だ。工業省によると、タイ人1人当たりの年間消費量は一般的なコーヒーカップ換算で約300杯。欧米市場の600杯の半分程度だが、ここ数年は年10~15%増のペースで増加しているのだという。現在650億バーツ(約2700億円)ほどとみられる一般消費市場も、5年後には2000億バーツと3倍近くに達する試算もあるほどだ。
バンコ