「フードメッセinにいがた2024」きょうまで開催 県外企業出展目立つ
「第16回食の国際見本市 フードメッセinにいがた2024」が6日開幕した。8日まで。主催はフードメッセinにいがた運営事務局と新潟市。朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター展示ホールを会場に、同時開催の「第11回にいがた6次化フェア2024」「第9回6次化大賞」と併せ、食品から機器・容器・情報システム・産学連携までを揃えた大規模見本市として、新潟を基点としたビジネスチャンス拡大を目指す。
オープニングセレモニーでは中原八一市長のあいさつを井崎規之副市長が代読「『より良い食を求めて』をテーマに2007年にスタートしたこの見本市も今回で16回目。県内外から420を超える事業者が出展し、付加価値向上につながる食品・食材、生産性向上をテーマにした機器・機械、環境配慮型包装・容器などが一堂に会するとともに、企業戦略に役立つセミナーも充実し、多彩な内容となっている。商談が多く実ることを祈念する」とし、来賓や関係者16人によるテープカットで開幕した。会場には米どころならではの「お米未来ゾーン」が設けられ、コメ100%グルテンフリーパンのタイナイやコメ卸の新潟農商、壱成のほか、コメ由来バイオマスプラスチック食器の清水商事などがコメの多様性と魅力を発信している。
県外企業も目立ち、富山県のイセは、能登半島地震から復興する「がんばっています。北陸・富山」をアピール。フルインテリジェント・フルサーボ高速・高精度ピロー包装機を会場に持ち込み実演するほか、非食米を活用したライスレジンを使用したピローフイルムで持続可能な包装素材も紹介している。一方、新潟での販路拡大を目指すユウキ食品は、「マコーミック」ドレッシングシリーズの多様なラインアップや食べ方を提案している。
初日の6日は3905人が来場し、にぎわいを見せた。個別商談コーナーも設けられ予約制で54商談を実施。参加したバイヤーからは「県内外の多種多様な出展企業と出合え、有意義だ。将来を見据えた付き合いができそう」「気になっていた企業と時間をとってしっかり商談できた」などの声が聞かれた。(佐藤路登世)