乾物・海産物・豆類特集2025
乾物市場では、異常気象と生産者不足による国産原料の減産が続き、値上げ品の販売が低迷。安定供給を狙い、海外産原料の採用を広げる動きが強まる。一方、物価高を背景に春雨や切り干し大根の利用が増え、麻辣湯の浸透など外食の潮流も家庭需要に広がった。乾物を継承するには、気候変動に強い品種や養殖技術の確立が不可欠で、生産者が製造しやすい環境づくりが急務となる。各社では原料確保と新たな消費シーンの提案を進める。
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◆乾物・海産物・豆類特集:海外産強化進む 文化つなぐ新提案を
農産乾物 水産乾物・塩蔵他 特集 2025.12.1224年の乾物・海産物・豆類市場は、全般的に価格改定したアイテムは苦戦を強いられた。異常気象による生産量減少から値上げが進み、国産が特に影響を受けた。値上げした商品の販売が低迷する中、中国産などの外国産原料の商品を購入する消費者の動きが目立つ。国産の商…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:日本アクセス 中国産原料採用広がる
農産乾物 水産乾物・塩蔵他 特集 2025.12.12日本アクセスの24年度乾物売上げは、前年比8%増と好調に推移し着地した。価格改定などの追い風を受け、数量も微減程度にとどまった。 アイテム別で見ると、海産は大きな市場金額を持つ海苔が前年比2桁増と好調に推移。国内産の価格改定や海外産原料の新規導入な…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:下田商事 かさまし、節約など鍵に
農産乾物 水産乾物・塩蔵他 特集 2025.12.12下田商事の24年度は、下田ブランド全体で前年比7.2%増と好調だった。簡便志向の定着化に伴い、乾物では比較的に未開拓の「簡便・即席」を深掘りし、商品を強化していく。 カテゴリー別では豆類(小豆、大豆)は数量ベースで同5%増、金額ベースで同6%増と伸…続きを読む
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乾物・海産物・豆類特集:クローズアップ=干瓢 栃木産減少で高値続く 中国産豊…
農産乾物 特集 2025.12.1225年産の栃木県産干瓢の生産量は推定140tとなった。24年産は同150t、23年産は162t。全体の生産量が過去最低を更新し続けており、希少性も増し、高値が続いている。こうした状況から干瓢入札会でも出品数が減り、昨年より高値で取引された。 生産者…続きを読む











