トータルヘルスデザイン、発酵食品向け「韓国結晶塩」発売 今春には家庭用も
健康・環境関連商品を販売する(株)トータルヘルスデザイン(京都府木津川市、電話0744・72・5889)はこのほど、韓国の伝統塩「韓国結晶塩」(写真)を発売した。微生物が豊富で肥よくな塩田で作られる結晶塩は、ミネラルの量が通常の塩の約5倍あるという。発酵食品との相性は韓国でのキムチや塩辛製造で実証済み。日本では味噌や醤油、梅干し、漬け物などの発酵食品向けに業務用として販売する。今春には家庭用も発売する予定。韓国結晶塩は、塩田の土中のミネラルや栄養分を豊富に含んだ海水を結晶化させたもの。国立公園に指定されている羅州群島・飛禽(ピグム)島の43.5haの塩田で作られ、年間35万tの生産が可能だ。韓国では主にキムチや塩辛など塩分濃度の高い加工食品に多く使われている。
海水は3週間以上かけて4つの塩田を経由しながら塩分濃度を32%まで高め、自然に結晶化させる。収穫した粗塩は約2ヵ月乾燥させ出荷する。塩を生産した後の塩田は深く耕し、陽光の弱い10月から4月にかけて休ませ、微生物を育成する。土を大切にし、自然の力を取り入れることが韓国の塩づくりの特徴だ。
この商品は日本の味噌や醤油、梅干し、漬け物などに使用すれば、昔ながらの素材本来の味を引き出せるという。ユーザーからの評価も高く、注目を集めそうだ。