メニュートレンド:“和韓融合”で新スタイル肉料理 インパクト絶大

2025.05.05 555号 02面
特壽 セレクトコース 6,980円(1人前・税込み)※利用は2人前から プルコギ(特選黒毛和牛ロースと赤身特ロース、パンチャン)に、前菜(小鉢3種)、※海鮮ネギパジョン、※特選黒毛和牛のユッケ風、※鹿児島黒豚の網焼きグリル サムギョプサル※肉寿司キンパ、釜炊きご飯、甘味(写真外)の豪華なコース(写真は2人前)。※=セレクトメニュー

特壽 セレクトコース 6,980円(1人前・税込み)※利用は2人前から プルコギ(特選黒毛和牛ロースと赤身特ロース、パンチャン)に、前菜(小鉢3種)、※海鮮ネギパジョン、※特選黒毛和牛のユッケ風、※鹿児島黒豚の網焼きグリル サムギョプサル※肉寿司キンパ、釜炊きご飯、甘味(写真外)の豪華なコース(写真は2人前)。※=セレクトメニュー

和牛モアルと鹿児島黒豚のスンドゥブランチ 2,380円(税込み) 籠盛り前菜、釜炊きご飯、アイス付き

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閑静な住宅街にあり、落ち着いて食事が楽しめる

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【愛用食材・資材】「牡蠣だし醤油」ヒガシマル醤油(兵庫県たつの市)

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 プルコギは、肉と野菜をタレに漬け込んで焼く料理。その庶民的なイメージを覆す、高級感ある独自のプルコギを提供するのが、大阪・箕面市の「和韓料理 プルコギ専門店 じゅろく」。ディナータイムには、コース仕立てで楽しむ魅力的なメニューを用意し、ランチタイムには、スンドゥブに特化したメニューで人気を博している。和韓融合の新たなスタイルを追求する同店を取材した。

 ●贅沢感あるメニュー構成

 「プルコギ専門店」と聞き、一般的な味を連想して出かけると驚かされるのが同店。プルコギ「特壽」に登場するのは、美しいサシが入った特選黒毛和牛の特ロースと赤身特ロース。店内でスライスした大判肉の迫力に圧倒される。

 鉄鍋で肉を軽く焼いたら自家製の割り下を注ぎ、ほどよく火を入れる。生卵に自家製の豆板醤を入れて混ぜ、多彩なパンチャン(ナムル)を加えたら、肉を絡めて食す。サンチュやごまの葉で巻いても楽しめる、和食と韓国料理をマッチさせた“すき焼き風”メニューである。

 「韓国料理の基本、味付け味噌のタテギを自家製で開発し、さまざまな料理のうまみに活用しています。和のだしや調味料、技法も取り入れ、より日本人になじみやすい料理を心掛けています」と、同店マネージャー・安達紅葉さん。

 プルコギは単品でも頼めるが、圧巻は“セレクトコース”。4つのサイドメニューカテゴリーから1品ずつ選択できるが、いずれも和韓融合のオリジナルメニューで、見た目も美しい。全7品に釜炊きご飯まで付いた、大満足のコースだ。

 また、昼の「スンドゥブランチ」は、早々に売り切れる予約必須のメニュー。スンドゥブ(10種類)には、焼いた和牛モアル(大腿骨)が入り、インパクト絶大。骨髄をスプーンでスープに落とせば、うまみとコクが一気に増し、「こんな食べ方があるとは」と感心する。

 まず目の前でご飯を炊くことから始める、贅沢感ある全4品のランチは女性に大人気。大阪・梅田にFCのスンドゥブ専門店も展開中で、こちらも好評だ。「客が客を呼ぶ店として順調に成長中。より喜んでもらえる新たな料理を開発し、もっと進化していきたい」と、安達さんは語る。

 ●店舗情報

 「和韓料理 プルコギ専門店じゅろく」

 経営=ユージー・グローイングアップ/店舗所在地=兵庫県箕面市小野原西6-5-38/開業=2021年2月/坪数・席数=約50坪・約55席/営業時間=11時30分~15時、17時(土日祝=16時)~22時。1月1日のみ休/平均客単価=昼2300円、夜5500円/1日平均集客数=平日80人、週末130人

 ●愛用食材・資材

 「牡蠣だし醤油」 ヒガシマル醤油(兵庫県たつの市)

 風味豊かなスープに

 同店のスンドゥブのスープは、韓国のタテギや味噌に日本の味噌、和だし、野菜ペーストなど、さまざまな味を組み合わせて完成させる“和韓融合”の味。そこで活用するのが同品だ。「カキのエキスが入ることで、醤油の塩分も加わりつつ風味豊かになる」と安達マネージャー。他社製品とも比較して選んだという、開業以来愛用するアイテムである

 規格=1.8L

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