食材活用の知恵:テーオー食品「マー油」

2009.01.05 352号 14面

 ◇熊本風豚骨ラーメン 700円

 手軽に熊本ラーメンを演出 チャーハンの香り付けにも最適

 ●料理内容

 業務用の豚骨ラーメンスープをノーマル使用していたが、オリジナリティーを訴求するため、1年前から「マー油」を付加。具材トッピングの後、仕上げにマー油を5gほど加えている。

 ●使用状況

 競合激しい立地柄、豚骨ラーメンの差別化を図るため熊本ラーメンに着目。しかし、「作る際にニンニクのにおいが強烈で手間のかかるマー油がネックに」(店主)。そんな時、問屋に「マー油」を薦められる。自家製と全く遜色ない、香りと深みが気に入り即採用。さらに、30代のサラリーマンのお客さんから、「マー油をチャーハンで食べてみたい」との要望があり、50円増しのオプションで対応。現在は隠れたヒット商品に。「仕上げに炒め合わせるだけで、パンチの効いた味になる」という。マー油を使った豚骨風味のチャーハンを開発中とか。

 ●使用食材:テーオー食品(株)「マー油」

 2種の揚げニンニクで風味に奥行き あらゆる中華の隠し味に

 高温と低温の2種の温度で揚げたニンニクを絶妙なバランスでブレンド。食欲をそそる軽い香りと、うまみを感じるしっかりとした香りが合体し、奥行きのある味わいに仕上げている。ラーメン向けの調味油以外に、チャーハンや炒め物などあらゆる中華料理に、隠し味として利用できる。

 規格=400g×12本

 ○中華料理店/東京都Z区

 JRのターミナル駅から徒歩5分ほどのオフィス立地。大衆向け小規模中華料理店。現在の2代目店主は、初代の後輩が料理長を務めるとある高級飯店で修業。サラリーマンの食事処であるこの店は、ラーメン、定食メニューが充実。ボリューム満点、手ごろな価格で人気。

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 匿名での事例紹介は当事者さまの都合により実名を伏せています。記事内容は実例をもとにしたフィクションです。料理は当企画のために実例を再現したものです。

 この企画の問い合わせは (株)横浜エージェンシー 電話045・312・3052 営業第1部 担当/杉山、佐藤、古山

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