中華料理特集 肉食系VS草食系ラーメン:中国ラーメン揚州商人「麻婆茄子ラーメン」

2010.11.01 380号 06面
かなりとろみの強いスープなので、麺がからみやすいようにとろみの加減に気をつけているとのこと

かなりとろみの強いスープなので、麺がからみやすいようにとろみの加減に気をつけているとのこと

 ◆サンショウのピリリとした辛さが効いた絶妙な甘辛だれ

 中国・揚州出身の祖父の味を受け継ぎつつ、常に新しい味にも挑戦している「中国ラーメン揚州商人」。

 素揚げしたナスがゴロゴロと入った「麻婆茄子ラーメン」は、サンショウの効いたしびれる辛さ、そして厳選した豆板醤や調味料を使ったコクと風味の豊かな甘辛いラーメンである。

 揚げナス、豚ひき肉、トウチ、サンショウ、ニンニク、ショウガというシンプルな食材だけに、この味に到達するまでには、何種類もの豆板醤や醤油、醤(味噌)を求め、それらを組み合わせて何度も試行錯誤が繰り返された。

 特に、具材とたれ(味)とのバランスが難しく、具材が多過ぎるとたれの風味がぼやけてしまい、逆に少な過ぎると、味が濃くなり過ぎるなど苦労したという。

 とろみの強い甘辛いたれをライスにかけて、麻婆丼のように食べる楽しみ方もある。

 ほかにも野菜を使ったメニューとして、「野菜ラーメン」(780円)は常に人気ランキング10位以内の定番メニュー。また冬の季節商品である「趙家煮込みラーメン」も、たっぷりの野菜あんかけのしみじみとうまい、ホッとするやさしい味が好評だ。

 ●「中国ラーメン揚州商人」/経営=(株)ホイッスル三好/本社所在地=東京都杉並区和泉3-46-9/店舗数=「中国ラーメン揚州商人」31店舗、ほか(2010年9月現在)

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