料理人の愛用食材:「Ralipappacafe」井上裕二店主 PietroCoricelli社のEVオリーブオイル
●手頃で幅広いアレンジに活躍 和風ソースに風味をプラス
バルの認知度がまだ低かった5年前に、尼崎市ではさきがけのバルとしてオープンした、「Ralipappacafe(ラリパッパカフェ)」。「飲みたい人も、食べたい人も、ふらりと立ち寄れる店に」という同店の魅力は、飾らず気ままに楽しめる空気感。料理にも、そのポリシーが反映されており、シンプルでカジュアルなメニューが、手頃な価格で提供されている。
同店で、パスタをはじめ料理全般に使用する愛用食材が、ピエトロコリチェッリ社のエキストラヴァージンオリーブオイル。「いろいろと試してみましたが、うちの料理には、香りが強い高級すぎるオイルは合いません。これは、手頃な価格で使い勝手がよく、幅広くアレンジできるのが魅力」と、井上裕二店主。
例えば、しめサバなどのカルパッチョには、だし醤油とワサビに同オイルをプラスして和風のソースに。また、オープン時からの人気メニュー、アヒージョには、同銘柄のピュアオリーブオイルをベースに、最後の仕上げに同オイルを使用。オイルの使い分けで、風味をアップさせている。
料理修業の経験がないため、「うちの料理は“素人料理”」と話す井上店主だが、マニュアルに固執しないからこその“ひらめき”がメニュー開発につながっている。今後も、同店ならではの柔軟な発想に期待したい。
●食材紹介:PietroCoricelli「エキストラヴァージンオリーブオイル」
輸入者=フードライナー(兵庫県神戸市)
イタリア・ウンブリア州に広大なオリーブ畑と工場を持つ、ピエトロコリチェッリ社製。厳選したオリーブを使用し、フルボディーで繊細な香りが特徴。酸度0.4%以下。
規格=1,500ml(PET)
●プロフィール
Ralipappacafe(ラリパッパカフェ)店主 井上裕二
いのうえ・ゆうじ 1983年大阪府生まれ。大学生時代に、尼崎市の居酒屋「たこ○(まる)」にアルバイトとして入店。2005年、同店を友人とともに譲り受け、共同での運営・経営をスタート。08年9月、たこ○の経営を友人に譲り、自身は、尼崎市でRalipappacafeをオープン。店内での音楽イベントのほか、尼崎での野外音楽フェスティバルの運営など、地域活性化の活動にも取り組んでいる。
●店舗情報
「Ralipappacafe(ラリパッパカフェ)」 所在地=兵庫県尼崎市昭和南通5ノ117浜本ビル1階