料理人の愛用食材:「Ralipappacafe」井上裕二店主 PietroCoricelli社のEVオリーブオイル

2014.02.03 419号 15面
PietroCoricelli「エキストラヴァージンオリーブオイル」

PietroCoricelli「エキストラヴァージンオリーブオイル」

 ●手頃で幅広いアレンジに活躍 和風ソースに風味をプラス

 バルの認知度がまだ低かった5年前に、尼崎市ではさきがけのバルとしてオープンした、「Ralipappacafe(ラリパッパカフェ)」。「飲みたい人も、食べたい人も、ふらりと立ち寄れる店に」という同店の魅力は、飾らず気ままに楽しめる空気感。料理にも、そのポリシーが反映されており、シンプルでカジュアルなメニューが、手頃な価格で提供されている。

 同店で、パスタをはじめ料理全般に使用する愛用食材が、ピエトロコリチェッリ社のエキストラヴァージンオリーブオイル。「いろいろと試してみましたが、うちの料理には、香りが強い高級すぎるオイルは合いません。これは、手頃な価格で使い勝手がよく、幅広くアレンジできるのが魅力」と、井上裕二店主。

 例えば、しめサバなどのカルパッチョには、だし醤油とワサビに同オイルをプラスして和風のソースに。また、オープン時からの人気メニュー、アヒージョには、同銘柄のピュアオリーブオイルをベースに、最後の仕上げに同オイルを使用。オイルの使い分けで、風味をアップさせている。

 料理修業の経験がないため、「うちの料理は“素人料理”」と話す井上店主だが、マニュアルに固執しないからこその“ひらめき”がメニュー開発につながっている。今後も、同店ならではの柔軟な発想に期待したい。

 ●食材紹介:PietroCoricelli「エキストラヴァージンオリーブオイル」

 輸入者=フードライナー(兵庫県神戸市)

 イタリア・ウンブリア州に広大なオリーブ畑と工場を持つ、ピエトロコリチェッリ社製。厳選したオリーブを使用し、フルボディーで繊細な香りが特徴。酸度0.4%以下。

 規格=1,500ml(PET)

 ●プロフィール

 Ralipappacafe(ラリパッパカフェ)店主 井上裕二

 いのうえ・ゆうじ 1983年大阪府生まれ。大学生時代に、尼崎市の居酒屋「たこ○(まる)」にアルバイトとして入店。2005年、同店を友人とともに譲り受け、共同での運営・経営をスタート。08年9月、たこ○の経営を友人に譲り、自身は、尼崎市でRalipappacafeをオープン。店内での音楽イベントのほか、尼崎での野外音楽フェスティバルの運営など、地域活性化の活動にも取り組んでいる。

 ●店舗情報

 「Ralipappacafe(ラリパッパカフェ)」 所在地=兵庫県尼崎市昭和南通5ノ117浜本ビル1階

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