漢方スローライフ 季節と一緒にいい加減(199)寒露 乾燥の季節はブナシメジを
●24節気 寒露(10月8日~22日頃)
「寒露」は、昼夜の温度差で草木に露が下りるという意味。夜がぐっと長くなります。「陰が増し、陽が減る」季節とされ、空気の乾燥で身体の潤いが不足しやすくなります。特に気をつけたいのが「肺」。乾燥によってここが弱ると憂うつな気分になったり、そこから乾燥性の便秘になったりするなど、不調のもととなるトラブルが起こりやすくなります。
それをケアする食材は、きのこ、はちみつ。そして、れんこん、山芋、白きくらげ、ユリ根、梨、牛乳・乳製品などの白い食材。積極的にとりましょう。
ブナシメジは、薬膳的に「脾胃を補い腸を整える」食材として位置づけられており、食物繊維・β-グルカン・ビタミンB群という腸活に関わる成分を含みます。気血を補って秋の臓・肺と冬の臓・腎を養い、疲労を回復します。また、潤いを与えて乾燥による不調を防ぎ、神経の高ぶりを鎮めます。
最近定番化した冷凍保存、これは腸活の観点からもメリットがあります。細胞壁が壊れてうま味成分や、β-グルカンが溶け出しやすくなるからです。
●ごうんろっきで気象うらない
五運六気・2026年(寒露)主運の金運不及で火運が強い上、客気の少陽相火と重なって、暖かい秋を迎えそうです。
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五運は、5惑星「木(風)・火(暑、熱)・土(湿気)・金(乾燥)・水(寒)」をなぞらえた天の気。六気は、地球の地の気である「風・寒・暑・湿・燥・火」。この組み合わせで24節気ごとに巡ってくる気象と、それが私たちの身体に及ぼす影響を予想するのが「五運六気」。
◆しめじとほたてのリゾット風
エネルギー479kcal たんぱく質20.3g 塩分1.1g(1人分)
〈材料・2人分〉
・ごはん……軽く茶碗2杯
・ブナシメジ……1/2パック
・たまねぎ(みじん切り)……1/4個分
・にんにく(みじん切り)……1かけ分
・オリーブオイル……大さじ1
A・ほたて水煮缶……小1缶
A・かぼちゃ(1cmの角切り)……100g
A・水……50ml
B・牛乳……250ml
B・みそ……小さじ1
・粉チーズ……大さじ2
〈作り方〉
(1)鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ中火にかけ、たまねぎを炒めてしめじをほぐして加える。
(2)(1)にAを加え、かぼちゃがやわらかくなるまで煮る。ザルでさっと水洗いしたごはんとBを加えて約3分煮る。
(3)粉チーズを加えて混ぜ、器に盛る。
●ブナシメジ Buna-shimeji mushroom
【栄養学】低カロリーで食物繊維が豊富。エネルギー代謝に必要なビタミンB群や、血圧を下げる働きのカリウムも多く含まれます。
【薬膳学】脾胃(胃腸)に作用して気血を補い、免疫力を高める効果があるとされています。便秘解消や腸内環境の改善が期待できます。
東京栄養士薬膳研究会 管理栄養士・国際薬膳師 早川宏子(レシピも)















