漢方スローライフ 季節と一緒にいい加減(186)秋分 迎える日、行く日
2025.08.31
●24節気 秋分(9月23日) 春分と同じように太陽が真東から登り真西に沈み、昼と夜の時間が同じになる日、つまりその直線距離が最短になる日です。仏教では、彼岸と此岸の間に流れる三途の川の川幅が細くなり、あちらにいる方々との距離が一番近くなる日とされ…続きを読む
●24節気 夏至(6月21日~7月6日頃) 1年で最も昼の時間が長い時ですね。24節気にはそれぞれ特徴のある風習がありますが、なぜか夏至にはあまりありません。この時期は麦の収穫や稲の田植えなど農家にとって最も忙しい時期であることが関係しているようで…続きを読む
●24節気 小満(5月21日~6月4日頃) 草木が生長して、薄緑色だった木々の葉も、日増しに強くなる日の光を浴びて大人っぽい深い緑色に変わっていきます。夏めいていく季節。それが小満です。 穀物も次第に生長し、穂が少しずつ満ち始める頃なので「小満」…続きを読む
●24節気 穀雨(4月20日~5月4日頃) 二十四節気、春の最後は「穀雨」。「雨が降って百穀を潤す」という意味です。恵みの雨は穀物や草花に降り注ぎ、野山はもちろん、都会の庭先でもさまざまな花が咲きます。 いまは栽培技術の発達によって、1年を通じて…続きを読む
●24節気 啓蟄(3月5日~3月19日頃) 「啓」は啓蒙の啓で「開く」、「蟄(ちつ)」は「閉じこもる」という意味を持っています。この頃、春の気配が濃くなり、土の中に閉じこもっていた虫などがもぞもぞと地上に顔を出してきます。 また、春雷と呼ばれる雷…続きを読む
●24節気 立春(2月3日~17日頃) 春のときめきを思わせる「立春」ですが、実際には最も寒い季節。でも、暖かい季節を期待させる日差しの力も感じます。 季節の変わり目は体調を崩しやすく、だからでしょうか、立春の前日の節分では、病気や災害などを払い…続きを読む
●24節気 小寒(1月5日~1月19日頃) 小寒はこれからグッと寒くなる入り口の時期。親しい人にいたわりの心を込めて寒中見舞いを出し始めるのも小寒から。 気候の変化は体調に良い影響を与えません。そこで昔から無病息災を願って、1月7日に春の七草がゆ…続きを読む
●24節気 大雪(12月7日~20日頃) オオユキではなくタイセツと読みます。しっかりした雪が降り本格的な冬を迎える季節。今年は富士山の初冠雪が130年の観察史上最も遅い記録となり、大雪という節気も消えてしまいそうな暖冬予想です。 暖冬だと雪が降…続きを読む
●24節気 立冬(11月7日~21日頃) 冬の始まり、木枯らし1号の季節です。発表があるのは東京と近畿だけで、条件は微妙に違いますが、概ね10月半ば~11月末に西高東低の気圧配置になり西北西から北の風が風速8m以上吹くと発表されます。 この時期に…続きを読む
●24節気 寒露(10月8日~22日頃) 朝晩は冷え込み、草木に冷たい露が降りる頃。日中は澄んだ空気の秋晴れが多く、外に出て運動をするにも最適です。 寒露の間の10月第2月曜日は「スポーツの日」。もとは1964年の東京オリンピック開会式記念の10…続きを読む