乾物問屋の未来像を求めて きのこや・坂井久夫社長に聞く

独立系食品問屋の中で独自の位置を占める問屋に乾物問屋がある。伝統食品として根強い海産、農産乾物を中心に社業を確立し、今も食品流通の主要な役割を担っている。しかし時代の変化と共に乾物問屋を取り巻く環境は大きく変わりつつある。とくに昨年はこの変化を実感させた年となった。例えば、わかめ、ひじきなど海産乾物の大幅減産による高騰、さらに干瓢や千切り大根も同様の状況が伝えられ、乾物問屋はその手当に苦労する状況が続いた。 こうした作物の不作の原因をただ天候不順のみに

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