うまいぞ!地の野菜(22)岡山県、目指す高品質化

2000.02.07 197号 12面

岡山県は中国地方の東部に位置し、県北は山地と盆地、中部は丘陵地の吉備高原、南部は肥沃な岡山平野と瀬戸内海の島々からなり、変化に富む。

気候は温暖で美しい自然に恵まれた全国屈指の住み良い晴れの国(降水量一㎜未満の日数全国一位)として知られる。

県土面積は全国七位の七一一一平方キロメートル、耕地面積は全国二一位の七万四七〇〇ha。水田が約八〇%を占め、全国一七位の五万九一〇〇ha、畑が二〇%で全国三〇位の一万五六〇〇ha。どちらかといえば稲作志向型である。

県総人口は全国二一位の一九五万八三八五人。うち農業戸数は全国一一位の九万四七七〇戸、就業人口は全国一七位の九万四四〇〇人。

農業粗生産額は全国二五位の一四八七億円。うち野菜の占める割合が一六%の二三九億円。農作物延べ作付面積六万五五〇〇ha、うち野菜が九・三%の六〇七〇haを占める。

野菜の上位生産品目は全国四位のレンコン、五位のカボチャ、九位の白菜をはじめ、ナス、玉ネギ、大根、キャベツ、ホウレンソウ、トマト、キュウリなど。

温暖な気候と豊かな自然環境下、白桃やマスカットをはじめ、水稲、果物など、伝統技術と新技術を生かした農業が行われている。

今後、消費者ニーズに即応した高品質化、創造性あふれる担い手の育成や新規就業の促進などで力強い経営体を育成し、いきいきした農山村形成を目指す。

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