夏味風物詩 なぜか今年は「お好み焼き」

1992.08.17 10号 8面

▽…夏、まさに真っ盛り。花火大会、盆踊り、縁日、夏まつりと「夏の風物詩」がゴロゴロ。全国的なもの、地域に根ざしたもの、祭り文化で復活したものなどさまざま。浴衣や、うちわの柄は変わっても、祭りの食べ物屋台はいつものなつかしさ。売れ筋もかき氷。ラムネ、焼きそば、わた飴、お好み焼きなどだが、なぜか今年は「お好み焼き」が人気商品。写真の東京・浅草もお隣に「焼きそば屋」があるのに、お客が列をつくっているのは、お好み焼きの「広島焼き」。若き男女共通のヒットメニューとか~。

▽…不景気風は縁日や祭りにも飛び火、屋台の食べ物や飲み物は“価格も売上げもヨコバイ”とか。ボリュームアップ品より、味アップが人気で、ここにも個食化とグルメ志向が浸透中。

▽…今夏の祭事は「ねぶた」(青森)、「竿燈まつり」(秋田)、「七夕まつり」(仙台)、「花笠まつり」(山形)、「よさこいまつり」(高知)、そして「阿波踊り」(徳島)、「郡上徹夜おどり」(岐阜)、「相馬盆踊り」(福島)、「大文字送り火」(京都)と、全国各地で連日のイベント。

今年は高校野球にオリンピックも加わり、寝不足サラリーマンが続出。

『月曜日 週休二日の休養日』(ひる行灯‐サラリーマン川柳より)とならぬよう、残暑もわずか、気合いを入れてガンバリましょう。

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