全日本菓子協会、「お菓子博士検定クイズ」とTV番組でキャンペーン

全日本菓子協会(東京都港区、03・3431・3115)は、砂糖業界と共同で菓子と菓子に使われる砂糖の価値・効用を消費者により理解してもらい需要喚起を図るキャンペーン「お菓子博士検定クイズキャンペーン」を実施する。同キャンペーンは昨年から産業、企業の枠を超えて共同で取り組むキャンペーンとして3年計画で実施されており、今年で2回目。

今年は、全国のスーパーマーケットなどの菓子売場で配布する応募用小冊子およびwebサイト「お菓子DE元気ナビ(http://www.okashi‐navi.com/)」による「お菓子博士検定クイズ」のオープン懸賞と、それに連動したテレビ番組「お菓子おもしろ大事典(仮)」の2本立てで実施する。

お菓子博士検定クイズは、全国の和洋菓子店、スーパーマーケット、ドラッグストア、ディスカウントストア、生協など約3万店の菓子売場にキャンペーンポスター、応募用小冊子を設置する。小冊子の配布部数は350万部を予定。小冊子には、昨年制定したお菓子憲章のほか、「チューインガムの発祥の地は、どこでしょうか?」などのクイズが10問記載されており、貼付された専用応募ハガキに答えを記入し応募すると抽選で菓子購入代金として2000人に1万円が当たる。クイズの正解は、特別番組「お菓子おもしろ大事典(仮)」放送時間内のインフォマーシャルで発表される。

特別番組「お菓子おもしろ大事典(仮)」は、菓子・砂糖の情報番組として、さまざまな情報を消費者に提供する。内容は「お菓子探検隊が行く、お菓子の裏側」「最新の人気スイーツ事情」「お菓子のおもしろ雑学」「砂糖の知られざる秘密」など。司会はタレントの矢口真理とますだおかだで、ゲストの堀ちえみや関根勤と菓子と砂糖に関する新たな発見や思い出、体験談などを語り合う。1月からテレビ東京系列ほか全国20局で放映予定。

13日に東京・インターコンチネンタルホテルで行われた記者発表会で、全日本菓子協会の北里一郎会長は「菓子の良さはコミュニケーションツールとして健全な心と団らんを育むこと。家族の断絶、子どものいじめや非行など今日の深刻な社会問題の解決につながることを期待する」と述べた。精糖工業会の久野修慈会長は「砂糖業界と菓子業界が一丸となって需要喚起に取り組むキャンペーンは食品業界では例のないこと。菓子業界の高い理念のたまもので感謝に堪えない」とあいさつした。

発表会には森永剛太全日本菓子協会副会長、堀場伸二全国菓子卸商業組合連合会理事長、井原芳隆精糖工業会副会長も出席、キャンペーンを製配一体で盛り上げていくことを印象付けた。(青柳英明)

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