プラス基調市場での撤退は苦渋の選択(写真はイメージ)
キユーピーは育児食の生産・販売から撤退する。国内市場の底堅い動きに反して販売数量が低迷。原資材価格やエネルギーコストの上昇が長期化する中、現行品質での生産継続が困難と判断した。ユーザー・流通への影響を考慮し、全72品目ともに生産終了時期を1年後の26年8月末とする。
同社は1960年に育児食に参入。外出先で使いやすい国産初の瓶詰タイプを71年に発売するなど、使用シーンに合わせた容器展開やきめ細かな月齢別のラインアップで長年市場をリードしてきた。育児