新春特集第1部:25年トップは語る成長戦略=キリンビール・堀口英樹社長
2025.01.01キリンビールは25年、消費者の変化を見つめることでニーズをとらえた提案に努める。コロナ下を経て飲酒をめぐるライフスタイルが変わる中、多様な接点や機会を通じ酒類が持つ前向きで豊かな価値をアピールしていく。アルコールメーカーとしての社会的な義務に対しても…続きを読む
粉末系プロテイン市場がレッドオーシャン化している。コロナ禍が明けてフィットネス需要が急回復し、主戦場のアスリート向けで競争激化。市場が飽和状態になる中、各社は一般ユーザーの開拓に乗り出しており、中でも女性の美容にフォーカスして、化粧品メーカーが相次い…続きを読む
2024年度上期のチーズ市場は、家庭用で消費の潮目が再び変わりつつある一方、業務用は引き続き好調な推移となり、消費は総じて回復基調にあるようだ。生活者の財布のひもはますます固くなっており、支出の選択基準は厳しさを増している。ナチュラルチーズ(NC)、…続きを読む
全国豆腐連合会(全豆連)の調べによると、世界大豆市場において主要の北米産大豆は生産量減となり、総供給量が1億3113万tと前月比で329万t減に下方修正となった。国産大豆は猛暑の影響や虫害の発生により、北海道・東北以外での不作傾向が報告されている。(…続きを読む
片栗粉市場は、片栗粉の原料である北海道産バレイショでんぷんが3年連続減産となった。減少傾向にある作付面積の拡大が、業界にとって課題となっている。さらに、前年の供給量に対して10%の供給制限があった。23年は北海道産バレイショでんぷんの販売価格が年2回…続きを読む
海苔市場が大きな転換を迎えている。最大産地の有明海の凶作で2年連続50億枚を割り込む不作となり、単価はこの2年で2倍に跳ね上がった。メーカーでは昨年と今年にかけて値上げを実施、消費者の海苔離れが懸念される。商品施策では海苔を使わない商品に注力せざるを…続きを読む
農林水産省が集計した10月の農林水産物・食品輸出額は、前年同月比9.9%増の1239億円余となり、3ヵ月連続で増加した。 乳児用粉ミルクなどを含む酪農品(17.4%増/28億円)、アルコール飲料(2.4%増/112億円)などが好調に推移した。ホタテ…続きを読む
◇青森県りんご加工協会・竹鼻孝為稚会長 ●省力栽培・機械化へ期待 2023年産の青森県リンゴ生産量は43万7000tの予想に対し、猛暑や鳥獣害の影響で、直近10年間では最少の37万4000tにとどまった。品薄感から青果市況は高騰し、県産リンゴの販…続きを読む
農林水産省が5月に発表した全国の2023年リンゴ収穫量は60万3800t、出荷量は54万8400tでいずれも前年比18%減。結果樹面積は3万4600ha、同1%減、500ha減となった。品種別の収穫量割合は、ふじ51%、つがる11%、王林7%、ジョナ…続きを読む
国内ワイン市場の停滞が鮮明になっている。物価高が響き、低価格品を好む飲用層のワイン離れが止まらない。低価格帯商品の収益性が落ち込む中、ワインファンを離さないためにも1本1000~3000円程度の4桁価格の高付加価値利益商材に提案の軸足を移す企業が増え…続きを読む
醤油の家庭用市場は23年に値上げを実施し、24年は付加価値商品の適量、大容量化、1LPETの復調、だし人気といった消費行動の変化が見られた。近年は23年までに二度値上げし、割安感を増した200~300ml、600~620mlボトル、1LPETのほか、味…続きを読む