醤油市場、甘口・国産の人気拡大 密封・鮮度は高止まり
2025.12.05
醤油の国内家庭用市場は、単価・利益向上のけん引役である密封・鮮度容器の成長が高止まりしている。発売15年を経て主力品に育ち価格競争・下落が進んだ。今期は家庭用市場全体も減少しており、コメ高騰による消費減や前年の値上げの反動が響いた。トレンドの甘口、国産…続きを読む
世界の大豆需給は現在、輸出の84%が米国とブラジルの2ヵ国に集中しており、輸入の60%以上を中国が占める。米中間の貿易摩擦は、中国側が25年内に米国産大豆1200万tを買い入れる形で合意に至った。11日、アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は「米国大豆…続きを読む
◇PBF最新動向 ●“第2のタマゴ”に需要 植物性エッグ(卵)は、3大PBF(肉・乳・卵)中、最も世界シェアが小さい一方、特にアレルギー対応や鶏卵の高騰による代替など多岐にわたる潜在的ニーズを抱える。国内ではキユーピー「HOBOTAMA(ほぼたま…続きを読む
◇PBF最新動向 ●積極的な販促施策展開 植物性ミルク(プラントベースミルク)市場は健康や美容への関心の高まり、味の飛躍的改善などを背景に近年拡大しており、今後も中長期的な成長が目される。メーカー各社や業界団体は新規層獲得とリピーターの定着を図る…続きを読む
プレミックス市場は活性化に向け、簡便性や汎用(はんよう)性といった価値を再訴求していく。日本プレミックス協会によると、24年(1~12月)のプレミックス市場はトータル34万5400t(前年比1.3%増)で着地した。家庭用が2020年をピークに減少して…続きを読む
信州を代表する農産物「わさび」。豊かな水資源と冷涼な気候を生かし、加工わさびや「わさび漬」など漬物用の原料として国内最大の生産規模を誇るが、気候温暖化などの影響でその収量は不安定になっている。 農林水産省・特用林産物生産統計調査によると、長野県の2…続きを読む
近年、コロナ禍などの特需に振り回されてきた包装もち業界だが、24年は夏の南海トラフ地震臨時情報や台風などの影響で非常食需要が高まったこと、さらに主食用うるち米の店頭での品薄による代替需要があり、やはり特異的な年となった。 主食用うるち米の代替需要に…続きを読む
冷凍食品市場の上期(4~9月)は、一定の値上げ効果や食の外部化の流れが引き続き顕著で、家庭用・業務用ともに前年を超えた。家庭用が金額ベースで前年比4~5%増、物量ベースで若干前年超え、業務用も個店を除く外食や施設給食、CVSなどの業態が伸長している。…続きを読む
2025年のチョコレート市場は店頭販売金額が1~9月までの累計で前年比約2%増と堅調に推移している。一方、販売数量は、カカオなどの主原料高騰への対応で価格改定を行ったことで、同約15%減と厳しい状況となった。店頭売価は同約19%増で平均売価は200円…続きを読む
コーヒー飲料(缶・ボトル缶・PET)市場は25年上期、価格改定による単価上昇もあり金額ベースで前年並み、数量ベースで微減と推計される。コーヒー豆の高騰やそれに物価高による買い控え、夏の長期化に伴う止渇性の高い飲料への需要などが影響したものと見られる。…続きを読む
日本豆乳協会の調べによると、25年1~9月(第3四半期)における豆乳類全体の累計生産量は32万6120klだった。前年同期比7%増、過去最高を記録した20年同期(32万2122kl)比では1%拡大しており、同協会は25年年間生産量の過去最高記録更新に…続きを読む