◆外国人向け価値提案も鍵に 国内スイーツ・ベーカリー市場は、コロナ下からの一時的な大幅減から急速に回復、さらなる人流増やスイーツ世界大会の連覇などに伴い、25年も拡大基調が予想される。食品屈指の嗜好(しこう)産業としてさまざまな形での情緒的価値の発…続きを読む
◇洋菓子メーカー・チェーン店の基本戦略 ●冷凍ケーキが北米で高評価 2024年の不二家の洋菓子事業は、前年並みの308億8400万円で着地した。不二家単体の洋菓子事業は好調に推移したものの、業績不振の関連会社が一部発生した。 洋菓子チェーン店に…続きを読む
◇洋菓子メーカー・チェーン店の基本戦略 ●「プレミアムスイーツ」カップ入りプリンを展開 山崎製パンの2025年洋菓子部門の戦略は、「2個入ケーキ」の新しい形状への取り組みやプレミアムスイーツでカップ入りプリンを初展開するとともに、スイスロールやス…続きを読む
◇要注目の一押し製品 竹本油脂が手掛ける「製菓用 太白胡麻油」の2024年累計売上高は前年比12.8%増、重量換算では同3%増となっている。価格改定の影響もあるが、徐々に知名度が上がっていることなどから重量も伴って増加している。展示会などの出展で実…続きを読む
◇要注目の一押し製品 昭和産業の24年度のスイーツ・ベーカリー向け小麦粉およびプレミックスの販売実績は、数量ベースで前年比1桁増、金額で前年並みとなった。外食関係や一部中食で、新規獲得や既存が好調に推移したことが要因だ。 NBブランドではドーナツ…続きを読む
◇要注目の一押し製品 日清製粉の24年度(25年3月期)スイーツ&ベーカリー向け販売状況は、主に洋菓子に使用される薄力粉が前年微増となり、主にパンに使用される強力粉は前年並みで推移している。 製品別では、23年度に発売した国産小麦を使用した強力タ…続きを読む
◇注目のコメメーカー 「もち麦」が好調な、はくばく。4月の厚生労働省「日本人の食事摂取基準」改訂で、食物繊維の目安が1日当たり24gから25gに引き上げられたことを受け、この春から主食の白米に食物繊維豊かな雑穀を混ぜて効果的な食生活を送る「おこめに…続きを読む
「米粉需要創出・利用促進対策事業」での国の後押しもあり、米粉の特徴を生かした新商品開発や、機械設備の導入も活発化し、米粉需要は順調に拡大。農林水産省によると、原料米需要量で23年は前年比17%増の5万3000tとなり、24年は5万4000tに達する見…続きを読む
日本のコメが過剰から不足へと加速度的に変化する中、端境期の昨年8月、売場からコメが消えた。新米が出てその状態は解消されたものの、年が明けて春になっても価格高騰が続き、令和の米騒動は現在も続いている。小売価格で長年、5kg2000円割れは当たり前、特売…続きを読む
食酢市場は主要カテゴリーの調味酢、飲用酢でも減少し、全体では20年をピークにしたダウントレンドが続いている。コロナ特需を失い、さらに家庭内調理の減少が和食で加速し、副菜中心の食酢に悪影響を及ぼしている。飲用は果実酢ドリンクのブームが落ち着き、さらなる…続きを読む